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太田宏介の新章は8月の暑い夏から始まる。FC町田ゼルビア加入会見詳報「このクラブに憧れを持ってもらえるようにしたい」「町田GIONスタジアムを満員にする」【TOKYO LEGENDS】

 

撮影:後藤勝


 横浜FC、清水エスパルス、FC東京、名古屋グランパス、フィテッセ、パース グローリーで活躍した太田宏介をFC町田ゼルビアが電撃的に獲得。7月20日、クラブハウスで加入記者会見をおこなった。かつての師であるランコ ポポヴィッチ監督と盟友長谷川アーリアジャスールとの相性のよさも前向きな材料だが、なによりFC町田はジュニアユース時代の太田を育てた思い出のクラブ。アカデミー卒の選手としてこのクラブでの活動にかける熱い想いを会見中に訊ねた。
 

撮影:後藤勝


撮影:後藤勝


 
◆太田宏介への期待
 

撮影:後藤勝


 会見には太田のほか大友健寿社長と唐井直GMが登壇した。大友社長が「FC町田ゼルビアが東京都社会人リーグ1部のとき太田宏介選手を擁する麻布大渕野辺高校(現在は麻布台附属高校)にボールを回されてかなりの点差で負けた。順調にプロになって戻ってきてくれて嬉しい気持ちでいっぱい」と述べると、唐井GMは今回の太田獲得の意義をこう語った。
「今日は太田宏介さんだけでなくFC町田に少年サッカーの時代から携わってきたみなさん、すべてのみなさんに感謝を申し上げたいという記念すべき日であると思います。相馬直樹監督時代にJ2の4位に入りましたが、J1ライセンスがなくプレーオフ出場が出来なかったことが転機。我が家と言えるクラブハウスが出来、早くから大海原を回遊してきてこの代表選手にもなられた太田宏介さんが帰ってこられるような家があったということも戻るにあたってのきっかけにはなってくれたと思います」
 

撮影:後藤勝


 そんな唐井GMに「ユースからトップチームに昇格した樋口堅と海外で経験を積んで戻ってきた太田宏介、両方のタイプのアカデミー卒選手が揃った状態になったが、クラブ愛が強く忠誠心の高い選手による化学反応への期待は?」と訊ねると、こう答えられた。

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