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安田虎士朗、輝き始めた才能の一端。「もう一回上がってやるぞ、っていう。 また代表にも入りたい」

 

中断期間、練習中の安田虎士朗(撮影:後藤勝)。


 チームづくりの初期段階では新しいサッカーへの対応力によってリーグ戦のメンバーを絞り込んでいたアルベル監督率いるFC東京。しかし東慶悟、岡崎慎、中村帆高といった選手たちが加わり、一方、ルヴァンカップで起用された若手も少しずつ成長した姿を見せ始めている。
 FC東京U-18から昇格した3人のうち、SC相模原に期限付き移籍をしている野澤零温を除く安田虎士朗と梶浦勇輝もその一角。既にスタメンを確保している松木玖生に耳目が集まるが、地道にアルベルサッカーへの適応を進めるこのふたりの成長は驚きに値する。
 安田の場合はルヴァンカップグループステージ、アウエーのジュビロ磐田戦でめぐってきた決定機をものに出来ず試合を落としたことが覚醒のきっかけになっているという。「自分が決めていればと印象に残っています」。その後、同じ試合でゴールを決めた梶浦がけがで離脱している間に少しずつ頭角をあらわした安田は、先に清水エスパルス戦でJ1デビューを果たした。
「メンバーに入らないと思っていたのでガッツリ練習してしまった(笑)」という、このJ1第15節、永井謙佑に代わり左ウイングで出場した7分間に手応えがあった。
「清水戦が自信になりました。強度で言えば1対1での部分、守備で戦えていましたし、攻撃でも判断を変えたりターンして剥がしたりという部分が通用した」
 
◆自分のプレーが出来てきている

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