エンリケトレヴィザン負傷。どうなるセンターバック
2022年04月30日 0時43分
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「今日の勝利には満足しています。ただ、残念な気持ちも同時に感じています。後半のアディショナルタイムがとても長く、そこでエンリケの肩のけがが出てしまったことをとても残念に思います」
アルベル監督はJ1第10節ガンバ大阪戦後の記者会見でこう語った。終了間際のフィジカルコンタクトによるものと思われるが、エンリケ トレヴィザンが肩を傷めてしまったようだ。けがの程度が軽かったとしても近くに予定されている試合への出場は難しいと思われる。この試合では森重真人が欠場。木本恭生は健在だが、センターバックの主軸であるふたりが一度に離脱することがほぼ確定的になっている。
撮影:後藤勝
「今後、別のオプションを探さなければいけないでしょう。またすぐ次の試合が控えています。サッカーにはこういうことが起こりえます。同じポジションの選手が連続してけがをするということがありえる。ただそのよううな問題を解決するために私はお金をもらっていると思うので、解決策を見出したいと思います。なるべく早い時期にすべての選手がプレー可能な状態に戻ることを祈っています」
アルベル監督は前向きだった。森重、エンリケ以外の選手でもやれるという手応えがあるのかもしれない。木本を軸として、彼のパートナーは岡崎慎か東廉太か。アビスパ福岡戦のセンターバックコンビがどうなるかは不明だが、フレッシュな組み合わせになることだけは確かだ。この危機からチームを救うヒーローの誕生に期待したい。
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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。
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