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FC東京、二年ぶり小平グランドで多摩少年院院生の院外学習受け入れ。選手は岡崎慎、青木拓矢、鈴木準弥、阿部伸行が対応【※前半無料公開】

 

多摩少年院の院生と話す鈴木準弥。©F.C.TOKYO


 11月18日、FC東京は二年ぶりに社会連携活動の一環として多摩少年院院外学習の受け入れをおこなった。2019年が初年度で、昨年はコロナ禍のために実施されなかった。前回は練習前に院生がグラウンドキーパーの仕事を体験。練習終了後には森重真人、東慶悟、児玉剛、髙萩洋次郎らを話している。Jリーグからは村井満チェアマンと原博実副理事長もやってきていた。
 なお普及部スタッフが多摩少年院に赴くサッカー教室は2016年から実施していて、最近では2020年2月20日と2021年4月18日におこなわれている。概ね入所期間が1年なので、被らずその年度の新しい院生を対象に出来ているという。今回は、最新の4月18日のサッカー教室に参加して東京に親しみを持っているという院生が院外学習でやってきた。前回同様にグラウンドキーパーの体験学習をおこない、岡崎慎、青木拓矢、鈴木準弥、阿部伸行と懇談という内容。終了後、各選手と法務省矯正局少年矯正課の山本宏一企画官、多摩少年院の伊藤晃統括専門官(第二教務担当)法務教官に感想等を訊ねた。
 
◆経験を積ませていくことが重要
 

グラウンドキーパー体験の様子。©F.C.TOKYO


 この日、院生の少年とともに小平を訪れた伊藤統括専門官によると、院生は最初「ぼくなんかがプロのサッカー選手と話していいのでしょうか」と、謙遜した様子だったという。外での教育に緊張していたようだが「なんでも質問していいんだよ」と伝えると、ホッとしたように選手との懇談に臨み、緊張しながらもいい表情をしていたという。また練習前の職業体験では、いろんなスタッフの方々の支えがあってひとつのスポーツが成り立っていることをあらためて理解した旨の発言があったとのことだった。

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