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渡邊凌磨、練習試合大宮アルディージャ戦で先制ゴール。試合は“降雨コールドゲーム”となり約60分間で中止。野澤零温、梶浦勇輝、安田虎士朗が出場。大宮は山田将之が先発【無料公開/ニュース】

 

キャプテンはトップ下の髙萩洋次郎。右に大宮アルディージャの山田将之(撮影後藤)。


 大雨の8月15日、FC東京は小平に大宮アルディージャを迎えて45分×2本の練習試合を実施。2本目の16分台に打ち切られるまで続行した。2本目開始から10分も経たないうちに水たまりでボールが止まってしまう状況になっていた。
 東京は4-2-3-1の布陣でゴールキーパーは児玉剛、最終ラインは右から中村拓海、岡崎慎、ジョアン オマリ、大森理生、ボランチは2種登録の梶浦勇輝と品田愛斗、サイドハーフは右が渡邊凌磨、左がユースの選手、トップ下が髙萩洋次郎、1トップが2種登録の野澤零温。2本目は左サイドハーフに2種登録の安田虎士朗が入り、ボランチは梶浦と岡崎の組み合わせに。そしてセンターバックはブルーノ ウヴィニと蓮川壮大の組み合わせに変わっていた。
 1本目の22分にボックスの外から渡邊凌磨が左足でシュートを決め先制したが、42分にこぼれ球を押し込まれて失点。2本目の3分には右コーナーキックの折返しを菊地俊介に押し込まれ、2失点目を喫していた。品田はボランチ、髙萩はトップ下、渡邊凌磨は右のサイドハーフが“本職”という起用方針が確認出来る練習試合だった。
 

FC東京U-18の梶浦勇輝(撮影後藤)。


FC東京U-18の野澤零温(撮影後藤)。


◆渡邊凌磨「ゴールに迫っていきたい」
 
 左右両方を出来るようにと言われているという渡邊凌磨に攻撃の段取り、連携を構築出来るようになってきているかを訊ねるとこう答えられた。
「アダみたいにひとりで行くようなプレーは無理なので、ぼくが入ったらいいポジショニングをとって相手の嫌なところ、嫌なところに顔を出しながらゴールに迫っていくというのがチームとしてのかたちになっていくと思うし、それと背後に抜ける動き出しの部分だと思う。そういう部分は武器だと思っているし、出来るのかなと思います」
 シュートはあの1本(ゴール)で終わってしまった。正直グラウンドの状況もよくなかったし、最後のほうはサッカーになっていなかった部分があって、まあ仕方ないかなと思うんですけど、もっともっとゴール前で足を振る場面を個人でもチームでもつくっていかないといけないなかでシュート1本はちょっと足りないし、反省点かなと。点を獲れたことはよかったかなと思います」
 

右サイドハーフで出場した渡邊凌磨(撮影後藤)。


 ポジションはサイドだが、フォワードとしてフィニッシュに関わることをメインの仕事と捉えている。
「そうですね。やっぱり得点に関わる前のふたり、いつもだったらディエゴとレアンドロが出ていますけど、そのふたりに劣らないようにチャンスメークしてゴールに迫っていくようなプレーは、自分はしていきたいと思っています」
 
 渡邊凌磨は「もっとチームとしてボールを前に運べるようになれば自ずとチャンスは増え、ゴールも増えてくる」とも。個の力そのものはある。コンビネーションを改善させ、日本人選手のセットでも公式戦の相手ゴールに迫れるよう期待したい。
 

©F.C.TOKYO


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『青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン』は、長年FC東京の取材を継続しているフリーライター後藤勝が編集し、FC東京を中心としたサッカーの「いま」をお伝えするウェブマガジンです。コロナ禍にあっても他媒体とはひと味ちがう質と量を追い求め、情報をお届けします。

 

 

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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

 

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