小川諒也は2次予選のA代表、田川亨介はサバイバルのU-24代表へ【トピックス/無料公開】

U-24日本代表フォワードの座を競う4人のうちのひとりとなった田川亨介。
6月の活動に招集される日本代表とU-24日本代表メンバーが本日5月20日に発表され、A代表には小川諒也、五輪代表候補であるU-24代表には田川亨介が選出された。
A代表、U-24代表の試合日程は以下のとおり。
◆A代表
6月3日(木) SAMURAI BLUE(日本代表) vs ジャマイカ代表 【キリンチャレンジカップ2021】
19:30キックオフ(予定) / 札幌ドーム
6月7日(月) SAMURAI BLUE(日本代表) vs タジキスタン代表 【FIFAワールドカップカタール2022 アジア2次予選】
19:30キックオフ(予定) / パナソニックスタジアム吹田
6月11日(金) SAMURAI BLUE(日本代表) vs セルビア代表 【キリンチャレンジカップ2021】
19:25キックオフ(予定) / ノエビスタジアム神戸
6月15日(火) SAMURAI BLUE(日本代表) vs キルギス代表 【FIFAワールドカップカタール2022 アジア2次予選】
19:25キックオフ(予定) / パナソニックスタジアム吹田
◆U-24代表
6月5日(土)U-24日本代表 vs U-24ガーナ代表【国際親善試合】
19:25キックオフ(予定) / ベスト電器スタジアム
6月8日(火)U-24日本代表 vs U-24ガーナ代表【練習試合】
15:00キックオフ(予定) / 会場未定
6月12日(土)U-24日本代表 vs ジャマイカ代表【国際親善試合】
13:35キックオフ(予定) / 豊田スタジアム
A代表はキリンチャレンジカップで歯ごたえのある中米、欧州のチームと戦いながらワールドカップ2次予選でモンゴル代表よりも強いだろう2カ国と対戦する。
一方、U-24代表は東京五輪本大会に向けた最終選考過程。オーバーエイジ3枠、ゴールキーパー2枠を除くフィールドプレーヤー13枠という狭き門に田川亨介が挑むことになる。
◆小川諒也「1対1のところは代表につなげていきたい」
小川が前回の代表招集からクラブに戻ってきたあと、FC東京は川崎フロンターレ戦以降5連敗。この期間、個人的に振り返る時間は多かったという。柏レイソル戦に無失点で勝った感触を携え、長友佑都、そして佐々木翔の待つA代表サイドバック戦線に向かう。
「最初のうちは失点しても獲り返して勝っていましたけど、連敗中は失点が多くいい攻撃につながらなかった。いい守備が出来ないといい攻撃が出来ないと、守備の意識は高まったと思います。FC東京と日本代表とでサッカーのちがいはありますが、個人の1対1の守備、攻撃はしっかり代表につなげていきたい」
チームが連敗している状況のなかで選ばれたのはすごくうれしい。代表から帰ってきたときチームにいい影響を与えられるようにやってきたい──と、東京を思いやる一面も。
長友から吸収出来るものを吸収しつつ、代表で体感する強度や速度の基準を東京に持ち帰るつもりだ。
◆田川亨介「点を獲ることに集中したい」
田川は苛烈なサバイバルにもかかわらず飄々としていた。不安要素があるとすれば、U-20ワールドカップでは右ハムストリングス筋を傷めた過去があり、競り合いにも強くパワフルで推進力がある反面、いわゆる“自爆”でリタイアする可能性が数少ないそれではあるが、状態のよさがその不安感を薄くしている。
「確かにけがをしないことがいちばん大事になってくると思います。でもプレーするときは気に出来ないので、気をつけるは気をつけるんですけど、しっかり戦うところは見せていきたいと思います」
オーバーエイジ枠にフォワードがいないことから、林大地、前田大然、上田綺世と2枠を競うのだとしても、競争率は1/2。この痺れる選考レースにも「前を向いて自分のプレーを出すこと、点を獲ることに集中したい」と、ブレない自然体で6月の3試合に挑む。
———–
■後藤勝渾身の一撃、フットボールを主題とした近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(装画:シャン・ジャン、挿画:高田桂)カンゼンより発売中!
———–