青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

長谷川アーリアジャスール「東京クラシックに勝てばみんなにゼルビアのことを知ってもらえる」【ゼルビアTimes&青赤20合同企画/無料公開】

 

 いよいよ明日3月14日、FC町田ゼルビアは町田GIONスタジアムに東京ヴェルディを迎え、明治安田生命J2リーグ第3節「東京クラシック」に臨む。このタイミングで脚光を浴びているプレーヤーが今シーズン町田に加入した長谷川アーリアジャスールだ。ランコ ポポヴィッチ監督のもとでプレーするのはFC東京、セレッソ大阪、レアル サラゴサに加えて四度目。脛の骨折で2020シーズンを棒に振った長谷川は、第2節ジュビロ磐田戦で今シーズンの初ゴールを決め、見事、かつての師とともに復活を果たした。

 それだけではない。ヴェルディは町田のライバルであると同時に、FC東京とも競う関係にある。長谷川は2012シーズンから13シーズンにかけての“ポポ東京”で頭角を現した選手。東京のサポーターもまた、この一戦を気にかけているのだ。

 そこで長谷川の東京時代を知るウェブマガジン『青赤20』のライター後藤勝が、新設の中立的YouTube動画チャンネル『サッカー入門ちゃんねる』で、東京クラシック支援企画として長谷川のインタビューを実施した。詳細はこちらの動画「長谷川アーリアジャスールが闘志を燃やす!東京ヴェルディから勝点3を奪うぞFC町田ゼルビア【東京クラシック支援企画】」をご覧いただくとして、ここではその抄出をお届けする。

●チームの雰囲気は「めちゃくちゃいい」

 名古屋グランパスに加入して3年目の2020年、始動間もない1月18日に長谷川アーリアジャスールは右脛の骨を折った。練習中の接触。全治6カ月の重いけがでもちろんショックはあったが、反面冷静なところもあったという。生来の丈夫な身体が、復活出来るという確信につながっていたのかもしれない。
 ポポヴィッチ監督の誘いを受けて加入した町田は若手、中堅、ベテランのバランスがとれた集団になってい、チームの雰囲気が「めちゃくちゃいい」(長谷川)状態だという。そしてそのチームを統率する指揮官を、長谷川は父のように慕う。
「またこうやっていっしょに出来るのはすごく嬉しいこと。これだけの関係はなかなか築けない」

 2012シーズンから13シーズンにかけての東京での二年間で、長谷川はパスを出すだけでは満足せず、自ら前に出てゴールを奪い、勝利を掴む選手へと成長を遂げた。その開花は当時のポポヴィッチ監督にとってもたらされた。

 ポポヴィッチ監督に伝えられている町田での役割はその都度、試合の状況やメンバーの組み合わせによって変わってくるようだが、どのポジションを務めるかは別にして、得点に絡む仕事を意識している。
 そのなかで生まれたのが、第2節の今シーズン初ゴールだった。
「帰ってきたな、と。一年間公式戦に出ていなかったので。そういう想いもありました」

 スムーズに連携する町田のサッカーで、長谷川その一員としてよく機能している。自信を増した状態で、東京クラシックに向かう気持ちにもハリがある。
「同じ東京都にあるチーム同士、サポーターの方からすると負けられない戦い。勝てばみんなにゼルビアのことを知ってもらえるし、応援してもらえるきっかけになる」

 負けられない戦い、長谷川を擁する町田とヴェルディの激突は3月14日14時にキックオフの瞬間を迎える。

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「青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン」とは

 

「青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン」について

『青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン』は、長年FC東京の取材を継続しているフリーライター後藤勝が編集し、FC東京を中心としたサッカーの「いま」をお伝えするウェブマガジンです。コロナ禍にあっても他媒体とはひと味ちがう質と量を追い求め、情報をお届けします。

 

 

青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジンは平均して週4回の更新をめざしています。公開されるコンテンツは次のとおりです。

主なコンテンツ

●MATCH 試合後の取材も加味した観戦記など
●KODAIRA 練習レポートや日々の動静など
●新東京書簡 かつての専門紙での連載記事をルーツに持つ、ライター海江田哲朗と後藤勝のリレーコラムです。独特の何かが生まれてきます

そのほかコラム、ニュース、などなど……
新聞等はその都度「点」でマスの読者に届けるためのネタを選択せざるをえませんが、自由度が高い青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジンでは、より少数の東京ファンに向け、他媒体では載らないような情報でもお伝えしていくことができます。すべての記事をならべると、その一年の移り変わりを体感できるはず。あなたもワッショイで激動のシーズンを体感しよう!

 

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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

 

■J論でのインタビュー
「ライターと編集者。”二足の草鞋”を履くことになった動機とは?」後藤勝/前編【オレたちのライター道】

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