「負けたら悔しいと想う気持ちは人一倍ある」黒星を喫したあとが強いディエゴ オリヴェイラ、連敗阻止弾なるか!? そして前プレスの秘訣とは?【無料公開/9月19日Web囲み取材】
J1第3節で川崎フロンターレに敗れたあとの第4節横浜F・マリノス戦、第26節で鹿島アントラーズ戦に敗れたあとのガンバ大阪戦では、ディエゴ オリヴェイラとレアンドロの両翼が揃ってゴールを決めている。明日9月20日のベガルタ仙台戦でも連敗を阻止するべく得点が期待されるところだが、この二枚看板のうちディエゴが朝の囲み取材に応じた。
黒星を喫したあとの試合はよけいに気持ちが入るのか――と訊ねると、ディエゴは「勝っていようと負けていようと常に勝ちたいと精一杯のプレーをする」と言いながらも、こうつづけた。
「どの選手もそうだと思うが、特に私は負けたら悔しいと想う気持ちは人一倍あると思う」
もちろん、仙台に対しても闘志を奮い立たせている。
「仙台は組織力が高い。私たちにも対策を講じてきて難しい試合になるだろうが、そこに打ち克たないといけない」
◆サイドのディフェンス
攻撃だけでなく、8月からの新しい戦い方で必要とされるサイドでのディフェンスにも、勝つためにとディエゴは真摯に取り組んでいる。
「いまのポジション(サイド)はブラジルでもやったことがあるので、戸惑いはない。そこのポジションをやることによって前(トップ)のときよりも運動量は増えるが、必要なチームプレーと考え、負担とは感じていない」
「試合中はどう嵌めようかチームメイトと話し合っている」という前からのプレスについても解説した。
「簡単には奪えない。そのときは修正を求められる」
一気に奪い取れるようであれば接近した勢いでボールを狩り、そのまま攻撃に転じるが、奪いきらないケースでは相手のパスワークを封じるべく圧力をかけ、ポジションをとり直す。この調節に妙味がある。態勢を立て直しつつ刈り取る機会をうかがい、ボールを奪ったらスペースへ。守から攻へのスムーズなトランジションは東京の強さの源だ。
明晩もディエゴの守から攻への動きに目を向けたい。
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