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負傷でディエゴが下がり絶体絶命となった東京。田川亨介の移籍後J1初ゴールで「1%、もっと少ないかもしれない」(長谷川健太監督)可能性ながら優勝の望みをつなぐ【J1第33節「FC東京 vs. 浦和レッズ」第1報/選手レポート】

 

初ゴールを決め走り出す田川亨介。 © Ayano MIURA


 サガン鳥栖から鳴り物入りで移籍加入。しかしこれまでルヴァンカッププライムステージで1点、J3リーグで2点を決めはしたが、天皇杯とJ1でのゴールはなかった。
 その田川亨介が一年をかけてついに決めたFC東京でのJ1初ゴールが、最終節に優勝の望みをつなぐ貴重な1点になった。
 
 第33節vs.浦和レッズ戦の前半42分、頼みの綱であるディエゴ オリヴェイラが負傷でピッチをあとにした。「膝の内側(ないそく)と裏側に痛みがある」(本人談)けがで、受傷後一日経ってからの検査を経ないと病状ははっきりしないが、プレー続行不可能な状態でピッチを去ったことは確かだった。
 交替で出場する田川が「心配するな。任せておけ」と言うかのように、無念のディエゴに向け右手親指でサインを送った。監督からはいつもどおり「行け」のひとことだけだったという。田川はそこに「点を獲れ」という意味合いを読み取った。
 

無念の表情で退くディエゴに、あとを託された田川がサインを送る。 © Ayano MIURA


 そして今シーズンノーゴールの韋駄天男が、

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