青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

試されるセカンドユニット。サブ攻撃陣の三銃士を機能させるべく、さらなる研鑽が必要【J1第26節第1報】

 

 
 後半38分、セルジーニョにボックス外からの左足でのシュートを決められ、鹿島アントラーズに2点目を許した直後、FC東京は永井謙佑とディエゴ オリヴェイラに替えてジャエルと田川亨介を投入した。これに先立ち同21分には大森晃太郎に替えてナ サンホを送り込んでおり、前線の攻撃陣をそっくりフレッシュな3人に入れ替えたことになる。
 
 鳴り物入りで獲得したジャエルにはその分の働きが期待されることはもちろん、ルヴァンカップで結果を残した田川、韓国代表でAマッチ初ゴールをマークしたサンホらに、長谷川健太監督は同点ゴールを獲るミッションを託したはず。ジャエルと田川の準備中に2失点目を喫してしまい、目標は同点にすることからまずは1点を返すことに変わったが、ゴールを割らなければいけなかったことに変わりはない。
 この3人が絡んだ決定機でもっとも得点の匂いを感じさせたのはサンホの左コーナーキックをジャエルが頭で叩いた後半41分のシーン。ジャエルはこのヘディングを含めて2本のシュートを放ったが、チャンスを創出する動きのほうが多くなったサンホと田川はシュートがなかった。
 3人がゴールへと向かうプレーをしていたことは確かだが、期待しただけの効果は発揮しきれなかったようにも映る。はたして現場の選手たちはどのような感想を持ったのか。
 
◆田川亨介の場合
 
 ジャエルとともに投入された時点でチーム全体に勢いがなくなってきていたことは、田川も実感していたようだ。
「前に出てくるスピード感やパワーは全体的にちょっと(減衰していた)。あの時間帯だったし、

(残り 1660文字/全文: 2343文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ