ラスト15分、いかに戦うか。クローザー候補はJ3で育成?【J1第5節第2報】
終了間際に追いつかれての引き分け。試合後、東慶悟が残したふたつの言葉に、浦和レッズ越えを果たせなかった悔しさが凝縮されていた。いわく、
「非常にいいゲームができたなという感想」
「もちろん最後の最後で(浦和に同点ゴールを)決められてしまったので、むちゃくちゃ悔しい」
90分を通しての感想であれば前者は正しい。しかし正規時間のラストとアディショナルタイムを合わせて約15分にかぎったゲームと考えれば、浦和に敗れたに近い結果であり、その無念さを後者は的確に表現している。
先制ゴールを決めたディエゴ オリヴェイラの表情にも喜びは浮かばず「最後の最後に失点して、ゴールを決めたのはうれしいんですけど、勝ちにつながらなかったのは非常に残念。もし自分がゴールを獲らなくても勝てるのであれば、そちらに(結果を)変えてもらいたいくらいです。ほんとうに勝ちたかった」というコメントを残している。ほぼ本音だろう。室屋成も「絶対ゼロで終わらなければいけない試合でしたし、最後の最後で勝点3がなくなったので、いまは納得はいっていないです」と言い、悔しさを隠さなかった。
◆クローザーを探せ
スタンドから控室へと向かう途中、重鎮の記者と、当然のように終盤の過ごし方についての会話になった。くだんの記者は「どうして
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