OB戦大予想【20周年記念/無料公開】
◆青の攻撃を跳ね返す赤。熱すぎるオープニングアクト
あす9月29日、FC東京は味の素スタジアムで「20周年記念OB戦」を実施する。17時キックオフのJ1第28節「FC東京vs.清水エスパルス」を前に、14時30分以後の時間帯におこなわれる予定だ。エキシビションマッチということでハーフは短めになるようだが、そのかぎられた時間でFC東京20年の歴史を味わい尽くすような一戦になることを期待したい。先週のBMWで姿を目撃されているジャーンさんのように早くから日本入りしているOBから、昨晩到着したネマニャ ヴチチェヴィッチさんのように直前に来日するOBまで、本日までに外国籍のメンバーも続々と集結、親睦を深め、士気を高めている。
やはり気になるのはコンディションだ。本業が立て込んでいてほぼぶっつけ本番になりそうなOB、走り込んで感触を確かめるOBと状況はさまざまだが、やはり日頃からからだを動かしているOBのほうが有利だろう。
比較的若い世代を揃えたTEAM BLUEにはビーチサッカーを嗜むネマニャ ヴチチェヴィッチ、指導者となっている榎本達也(FC東京普及部コーチ)、藤山竜仁(FC東京U-15深川コーチ)、下田光平(FC東京普及部コーチ)、馬場憂太、近藤祐介の各氏がいてますます有利に思える。しかし東京ガスFC時代を生きたメンバーを多く擁するTEAM REDが極端に不利なのかといえばそうでもない。FC東京アカデミーで活躍する北慎(FC東京U-15むさし監督)、小池知己(FC東京U-12育成担当)、佐藤由紀彦(FC東京U-15むさしコーチ)、笠木新(FC東京普及部コーチ)のほか、外部で指導者となっている面々が走れば、TEAM BLUEの攻撃を防ぐことも可能だ。
馬場憂太さんのパスをネマニャ ヴチチェヴィッチさんが運び、ルーカスさんが決めるであろうTEAM BLUEの攻撃を、TEAM REDが一丸となって守り、負けず嫌いの佐藤由紀彦FC東京U-15むさしコーチがカウンターで決める場面もあるかもしれない。
「ゴールが決まらないと」と、苦言を呈した原博実総監督の前で、ノーゴールというわけにはいかないはず。はたしてどちらが先に1点を獲るのか。オープニングアクトにしては熱すぎる攻防に注目だ。
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◆書評
http://thurinus.exblog.jp/21938532/
「近未来の東京を舞台にしたサッカー小説・・・ですが、かなり意欲的なSF作品としても鑑賞に耐える作品です」
http://goo.gl/XlssTg
「クラブ経営から監督目線の戦術論、ピッチレベルで起こる試合の描写までフットボールの醍醐味を余すことなく盛り込んだ近未来フットボール・フィクション。サイドストーリーとしての群青叶の恋の展開もお楽しみ」
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