再整備のタイミング【コラム】
J1第3節まで2敗1分のあと4連勝で波に乗ったリーグ戦序盤を思い起こし、天皇杯4回戦終了後、ディエゴ オリヴェイラは「この苦しい時期を再び私たちみんなで乗り越えていきたい」と言った。同様の発言は8月18日更新の記事に掲載したように、東慶悟にもある。ディエゴも東も、主に精神的な面について語っているようだが、戦術と選手起用にも手入れが必要な時期に来ていることはまちがいない。
J1第3節のあと、メンバーをシャッフルして臨んだルヴァンカップグループステージAグループ第2節とJ1第4節に勝ち、これを今シーズン前半のFC東京が起爆剤としたのは事実だ。
ただそれを加速させ、コンセプトの浸透を早め、前半戦を通じて好調を維持した要因は、永井謙佑をフォワードで起用し、ディエゴとのコンビで先発出場させるというアイデアにある。この調整によるヴァージョンアップのおかげで、早めにチームづくり初期の不振を脱し、完成度を高めることができた。
中断明け以降も、
(残り 1698文字/全文: 2113文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ