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中断明け以降の公式戦全試合出場を継続中の田邉草民「疲れてないですよ」とタフガイぶりをアピール【J1第21節Preview-2】

 J1中断期間が明けてから先発出場3回、途中出場2回と、リーグ戦5試合すべてに連続出場を果たしているサイドハーフが田邉草民だ。サイドを上下動し、カウンターに飛び出し、前線からボールを追い、プレスバックもするサイドハーフは運動量が多く、体力を消耗する。
 しかし疲れているか――と問いかけても田邉の答えはこともなげに「いや、大丈夫ですよ。大丈夫大丈夫。疲れてないですよ。がんばります」。飄々としている。
 本人の言葉を信じれば、疲弊するよりもむしろ、天皇杯も含めて公式戦6試合に連続出場していることで、動けるコンディションになっているようなのだ。
「試合に出るようになって個人としてのコンディションもよくなったし、最近は特にチームの戦い方のなかで、自分がどうやって動くかとか、そういうことがわかってきた。戦術的な部分がよくなってきた」
 あす8月10日、Panasonic Stadium Suita(市立吹田サッカースタジアム)で対戦するガンバ大阪に対しては「監督が替わってよくなっているんじゃないか、と。全体が廻りはじめたら脅威になる」。力を発揮させないよう、相手を圧倒するつもりだ。

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 ほぼ3つに分かれた階層のうち、田邉は若手と同じJ3メンバーのグループで2018年の始動を迎えた。3月11日に開催されたJ3の開幕戦から4月14日の第7節まで6試合(※1節休み)中4試合に出場、コンディションを上げると、四日後17日のルヴァンカップAグループ第4節にフル出場。首位のサンフレッチェ広島を味の素スタジアムに迎えた25日の第10節で今シーズンのJ1初出場を果たした田邉はつづく第11節で初先発も達成、第12節はベンチで終えたが第13節の多摩川クラシコではとうとう初の先発フル出場を遂げて勝利に貢献した。
 この順調すぎるステップアップのとどめとなったvs.川崎フロンターレ戦で、

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