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【レポート】毎年恒例小学校訪問! 年長者不在もなんのその、団結とMC力で子どもたちとの関係を育んだ小金井組+【コメント】小川諒也と品田愛斗

いざ出陣。

7月5日、FC東京の選手たちがホームタウン各地域の小学校を訪問、授業とお昼の給食をともにし、子どもたちとふれあった。FC東京選手会の企画により2008年から始まった小学校訪問は毎年途切れず実施され、ことしではや11回を数える。この日も6自治体で和やかな光景が広がった。

小金井市立本町小学校には小川諒也、田邉草民、ジャキット、品田愛斗(以上背番号順)の4選手が訪れた。キャンプ中の負傷が発表されていた前田遼一に加え、直前にアクシデントがあった永井謙佑までもが不在となり、残されたのは彼ら4人だけ。この事態に、授業へと臨む直前の控室では28歳の田邉がリーダーシップを発揮。「元気だしていこう! しっかりやろう!!」と、小川、ジャキット、品田を励ました。

子どもたちの前で話す4人。

なかなか巧い子どもたちとミニゲーム。白熱した。

シュートのデモンストレーターはジャキット。強烈なキック。

見知らぬ子どもたちとの対峙。ここで存在感を示したのが強心臓の小川だった。場が温まっていなくともおかまいなしに、マイクを握り、マイペースで司会をつづける。仲間たちも動じない。品田が「小学校のときって、男の子が好きな子にちょっかい出したりするじゃないですか。それを先生に言いつけられて、怒られました」と言うと笑いがこぼれた。
「しょっちゅう風邪をひくが点滴を打ってなんとかする」「試合中はアドレナリンが出ているので少々のけがでは痛みを感じない」など、プロサッカー選手らしい実態も開陳し、すっかりほぐれたところで、お待ちかねのボールを使ったふれあい。競技志向の子どももいるらしく、コーンをゴールに見立てたミニゲームでは小学生チームがふつうに崩して点を獲る場面も。これに本気を出してしまった青赤軍団、ダイレクトパスを織り交ぜた4人の本格的なコンビネーションで相手ゴールに迫り、最後はファーサイドに待ち構えていた小川が蹴り込むだけという、おとなげない必殺ゴールを決めて子どもたちを唖然とさせていた。
ジャキットのロングシュートで強烈なキック力も知らしめ、プロの威厳を示した選手たちは、このあと楽しく給食をいただいて本町小学校を去った。

すてきな黒板アートで給食タイムにお迎え。

給食じゃんけんに参加の小川諒也。

◆司会とサッカーコーナーの進行を仕切った小川諒也と、小学校訪問初参加となった品田愛斗の感想

◯給食前に、小川諒也

――ひとりいなくなるのは確定だったんですけど、前日にもうひとり不参加が決まるという……。
小川諒也 そうですね…………けっこう、

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