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「ハードワークは当たり前」現代サッカーの世界基準をめざす平川怜、いってらっしゃいリスボンへ!

「第24回リスボン国際トーナメントU18」U-18日本代表メンバーに選出された平川怜は、ポルトガルへの出発を前に小平グランドで汗を流した。その表情はじつにあかるかった。

リスボンではチェコ、ポルトガル、ノルウェーと、同年代のヨーロッパ勢との対戦が待っている。将来、A代表で欧州各国と戦うにしろ、欧州クラブへと移籍するにしろ、皮膚感覚で競争相手の水準を実感してくるいい機会となるだろう。FC東京U-15むさしとFC東京U-18で久保建英や品田愛斗といった切れ者とボールで会話をしてきた彼は、昨年J1でトップチームでもやれる感触を掴んだとたんに負傷。今シーズンは4月1日のJ3第5節で実戦に復帰、以後も第10節からの三試合でフル出場を重ねるなどして復調してきた。腕試しにはもってこいの時期だろう。

胸躍る舞台で日の丸をつけるにあたり、意欲はそうとうなものだ。平川は言う。
「海外遠征ということで非常に貴重な経験になると思います。やはり自分には(いずれ)海外でプレーしたい、という想いがある。そういうチャンスにつながるいくらかの可能性もあると思いますし、思いきってやりたいという、それだけです」

おりしも世間はワールドカップを飛び越え、ヴィッセル神戸へと加入することが決まったイニエスタにわいている。“本家”とも比較されるプレースタイルを有する平川だが、イニエスタが示すだろう欧州の、そして世界の基準についても、思うところがあるようだ。
「自分のレベルでイニエスタのことを語るのはおこがましい気もしますけれども(苦笑)――でもあえて言えば、

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