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前二戦に比べて格段の進歩を遂げるも隙を衝かれて悔しい敗戦【J3第3節第1報】

J3第3節のスターティングイレヴン。

長野Uスタジアム。

長野のゴール裏。

AC長野パルセイロの公式マスコット「ライオー」。

安間貴義監督。

◯Report 内容は改善されたが事故的な失点を呼び込み三連敗
3月21日、FC東京U-23は長野UスタジアムでJ3第3節に臨み、AC長野パルセイロのゴールを割ることができず1-0で敗れた。ファーストハーフは過去二戦よりも帰陣の早い東京がしっかりとしたブロックを組んで長野の効果的な攻撃を許さずゲームをコントロールしたが、セカンドハーフの立ち上がりから攻勢を強めた長野に押し込まれると後半12分に相手右サイドから大きな弧を描いたボールがゴールキーパー廣末陸の上を越えてファーサイド上隅に入り、このゴールで先制を許してしまった。自陣内に相手を呼び込むことで、クロスなのかループシュートなのか、いわゆる“シュータリング”による事故的な失点を招いたことが試合展開に大きく響いた。
同点に追いつきたい東京だが、後半19分に河合秀人が二枚めのイエローカードで退場となったことで事態が一変。ひとり少なくなり、守備を重視せざるをえない長野の構えを崩せず、1点を獲ることなく試合を終えた。
しかし安間貴義監督が試合後の記者会見で挙げた
1) 立ち上がり(の不安定さ、失点)
2) セットプレー(守備)
3) スピードの変化
上記三つの課題に関しては明確な進歩が確認でき、試合全体を通しては25日の第4節に向けて期待を抱かせる内容だった。
安間監督は言う。
「いままで6失点中5点がセットプレーによるものでしたが、それを乗り越えることができ、ピンチであればスピードアップして自陣に戻る(※初手で長野が数的優位となっていても次の段階で東京が後方に人数を増やして穴を塞いだ)、チャンスだったら少ない人数でも果敢に相手のゴールに挑む、そういう部分がすごく出てきたのではないかと思います。とはいえ1-0で敗れたということは、まだまだやることがたくさんあるということ。彼らとしっかりと向き合っていきたい。16歳コンビ(木村誠二とバングーナガンデ佳史扶)を使っていますが、Y.S.C.C.さんに狙われた木村もきょうしっかりと対応できていますし、佳史扶も自信をもって仕掛けることができています。そういう一つひとつの変化がすごく大事だと思い取り組んできているので、時間と場所、そして適切な指摘、岡崎慎がいまトップチームの試合に出場しているように、とことん彼らと付き合っていこうと思っています。なによりJ3のユニフォームを着て応援してくださっている方々に、少しでも早く勝利の喜びを分かち合いたいと思っています」
ここまで三連敗。勝点3が待ち遠しい。

◯Review 拙攻の長野、堅守の東京の構図をひっくり返されたセカンドハーフ

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