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名古屋相手に引き分けも対外試合無敗でキャンプを終える~コメント:東慶悟、太田宏介、前田遼一【2次キャンプレポート】

前田遼一が絶好調。先制ゴールの瞬間。

2次キャンプ中のFC東京は2月10日、黄金森公園陸上競技場で名古屋グランパスと45分×4本の練習試合をおこない、1-1で引き分けた。2本めの25分にディエゴ オリヴェイラのヨコパスを受けた前田遼一が精度の高い右足シュートでゴールに叩き込み先制したが、4本めに失点し、同点で試合を終えた。1次キャンプと2次キャンプを合わせた対外試合の成績はインドネシアでのvs.バヤンカラFC戦を含め4勝2分け。最後のvs.名古屋戦も1本めと2本めはほぼ東京の攻撃練習と言っていいほど一方的に攻め込み圧倒する内容で、好調を維持しつつ早い仕上がりで冬季キャンプを打ち上げた。一昨年も2月9日のACLプレーオフまでは充実のパフォーマンスを披露し結果も残していただけに安心はできないが、長谷川健太監督が掲げるプレーの連続性、豊富な運動量、すばやい寄せや攻め上がりなど各種のスピードを意識して取り組めているだけに、あえて不安視しないかぎりは好材料ばかりが目につく状況だ。
もちろん、得点力不足は解消しなければいけない。長谷川監督が「攻撃はもうちょっと決めてくれるといいんですけど」と苦笑いするように、頻繁にチャンスをつくりわりには1ゴールしか挙げられなかったことについては不満が残る。
「1点だけだと何が起こるかわからない。(V・ファーレン)長崎との試合以降しっかり追加点が獲れていたんですが、きょうはなかなかダメを押すような点を獲ることができなかった」(長谷川監督)
「できなかったことに小平で取り組む」と長谷川監督が言う「できなかったこと」にフィニッシュの精度は含まれる。やろうとするサッカーはシンプルなもの。横浜F・マリノスとのプレシーズンマッチを含む開幕までの二週間でさらに細部を詰め、完成度を高めていきたい。

○キーワードは「寄せる、絞る」(東慶悟/太田宏介)
相手の名古屋がボールを廻そうとするチームであることで、東京がめざす、球際に厳しいプレッシングを徹底するサッカーがハマりやすかったことはたしかだが、

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