同時出場の可能性も出てきたコリアンパワーズ、チャン ヒョンスとユ インスかく語りき【コメント】
1カ月ほど前、「韓国では代表選手がときに不当とも思えるバッシングに遭うと聞くが」と訊ねると、チャン ヒョンスは「日本の記事も韓国に渡って訳されてしまうので、言葉に慎重にならないといけない。ヨーロッパなどいろいろな国に移籍するようになり、そうした選手が代表に選ばれているのに、どうして勝てないんだ? と、そういうバッシングをされることがあります。海外ですごい選手たちと切磋琢磨し、成長もしたのに、と。シリアやウズベキスタンの海外組は一握りですから。それが負担になる選手もいます」と答えた。
この10月の親善試合もロシアとモロッコに2連敗。不振がつづく代表チームにあってヒョンスの心中も決して穏やかではないのではと想像してしまうが、安間貴義監督によれば、思っていたよりも元気だという。
「韓国(代表)で試合に敗れて帰ってきて、どうかなと思ったけど、きょう(13日)も大はしゃぎしながら練習していた。彼がいないあいだにJ3でインスが活躍して、紅白戦でポジション争いをさせたのですけれど、何よりインスがそのポジション争いに入ってきていることをヒョンスも喜んでいた。ポジションを勝ち取ろうとしている選手の兄貴分として、すごく集中していると思う」
あす14日までのがんばり次第だが、甲府遠征メンバー入りも夢ではなくなってきたインスが、韓国代表から戻ってきたヒョンスを迎え、ともに中銀スタジアムのピッチに立つ可能性も出てきた。
立ち直しの途上にあるチームに活気をもたらすだろう、コリアンパワーズとの一問一答をお届けする。
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──ワールドカップ本大会に向けた韓国代表の強化試合を終えての感触は。
チャン ヒョンス 結果はよくなかった(ロシア4-2韓国、モロッコ3-1韓国)ですけど、いい経験を積むことはできました。また前回の予選のときと異なり、今回はけがもなく帰ってくることができたので、
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