【有料記事】「Touch&Moveを最後までやりつづける」安間貴義監督、再開までの二週間を含む終盤戦への展望を語る(2017/10/04)
安間貴義監督体制となってからのJ1リーグ3試合は1勝1敗1分け。柏レイソルに大敗した第27節はまだ最悪の状態を脱していないのかと思わせるような結果が衝撃的だったが、第28節はスコアレスドロー。チーム状態がだいぶん上向いてきたように映るものの、安間監督の見方は厳しい。
「(暫定監督に就任した)いちばん最初の頃はまとまっておらず、チームの全員を同じ方向に向ける大きな作業をしなければならなかった。みんなが意欲的に取り組んでいるシーズンの最初とは状況が異なります。三週間が経ち、J3の試合に出てアピールしたいと思えるようになってきたけれども、まだ同じ方向を向く作業をやっている最中で、それはやりつづけないといけない。
以前から言いつづけていることですが、諦める習慣を変えないといけない。あと6試合やり通さないとだめだと思います」
傍目には、3試合めで整ってきたように見えましたが? そう訊ねても、安間監督は気を緩める様子がなかった。
「それ(一度チーム状態が整っても、やがてまた下降する)を毎年繰り返しているでしょう。やり通して、まっさらな状態で(次年度に)渡す感覚でつづけないといけない。1回に学習した100のうち、50を忘れるから復習する。人間とはそういうものです」
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ポゼッションに取り組むこと自体に教育効果がある。サッカーそのものに集中せざるをえないからだ。
「ポゼッションをやるチームは一年かけてもできないことが多い。あえてその難しい作業をして、無失点の試合が2回あったのは大きな収穫。柏レイソル戦に於ける最初の失点のように、一回ミスをするとああなるということを実際に体験できたこともそうです。それを繰り返しやっていけばいいし、そのなかでパススピードや角度など、もっと追求できることがある」
ボールを支配すると同時に、
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