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【有料記事/J3第25節】レポート◆強力布陣のFC東京U-23、インスの2発と拳人の1発で盛岡に快勝、11位浮上(2017/10/02)

右ウイングバックで出場した柳貴博。

10月1日、12位のFC東京U-23は味の素フィールド西が丘でJ3第25節に臨み、グルージャ盛岡を相手に3-1の勝利を収めて勝点28の11位に浮上した。試合開始時点で14位ながら前節まで藤枝MYFCとアスルクラロ沼津の静岡勢に2連勝して波に乗る盛岡は侮れないチームであり、速いプレッシングを武器に東京を苦しめた。しかし選手個々の地力で優る東京が後半の10分間で3点を奪い、快勝した。

前半12分、差波優人のあわや先制点かというペナルティアーク付近からの左足シュートが東京ゴール左を狙うが、これは2試合ぶりにJ3出場の大久保択生が弾いて事なきを得る。この場面を含め、序盤な何度か盛岡にクロスやシュートを許した東京だったが、ファーストハーフ中盤になり、前半24分には小川諒也のコーナーキックに合わせて山田将之がヘディングシュートを放つなどペースを掴んでゴールまであと一歩の空気が漂う。しかし橋本拳人が落下点での接触プレーで一時倒れ込んだあとの時間帯、相手の速いプレッシャーに対して必ずしも思うようにパスを廻せない。むしろ盛岡のいいショートカウンターにひやりとさせられたり、FC東京U-18出身の岩渕良太に右ポストに当たるシュートを撃たれるなど苦しんだ。結局東京はゴールを奪えず、0-0のまま試合を折り返すこととなった。

試合後の共同記者会見で中村忠監督が「前半は相手のプレッシャーがよく難しいゲームになったが、ハーフタイムに選手同士で話し合って修正できた」と言ったとおり、セカンドハーフに入ると試合は東京の側に大きく傾く。後半3分に小川のコーナーキックにユ インスが頭で合わせて先制点を奪うと、その2分後にはまたも25番。小川のクロスに合わせたリッピ ヴェローゾのシュートが相手に当たり転がってきたところを橋本が押し込んで追加点を挙げた。さらに後半12分にはインスがこの日2点めとなる遠めからのシュートを叩き込み、

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