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【有料記事】「一発屋では終わらない」。ゴールキーパーグループ全体に自信と勇気をもたらした大久保択生、次節vs.浦和戦に向け戦闘態勢(2017/08/15)

一昨日の夜、味の素スタジアムを熱く盛り上げたヒーローが、つかの間のオフを経て小平グランドで始動した。

練習を終えた大久保択生をクラブハウスの玄関で掴まえる。「ゴールキーパーは活躍する年齢が高いから、むしろこれからなのでは?」と水を向けると、答えは「どうですかねえ。遅いと思いますよ、10年は。試合に出ている選手は若いときから出ているし」。
そのつづきがふるっていた。
「でも、ここまでの経験があるからこそできるプレーもある。若さの勢いもあるかもしれないですけど――おとといはほんとうによかった。とはいえ、つづけられないと意味がない。一発屋で終わらないように、これからも出られたらがんばります」

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8月13日にJ1第22節vs.ヴィッセル神戸戦で3カ月半ぶりとなるホームでの勝利を収め、リーグ戦2連勝を飾ったFC東京は、14日を休みとし、15日から練習を再開した。
膝に違和感を訴えた林彰洋はコートに出ての別メニュー調整。次節vs.浦和レッズ戦で復帰するかどうかはまだわからず、現時点では大久保択生が2試合つづけてJ1のピッチを踏む可能性がある。

神戸を完封で下したあとのヒーローインタヴューで、択生は「最高です!」と声を上げていた。しかし“最高”が一瞬だけだとするなら、あとは下がっていくだけということになってしまう。言うまでもなくそれは望むことではない。
「もちろん継続していかないといけない。アキくん(林彰洋)も復帰するだろうし、決めるのは監督。ぼくはいままでやってきたことを継続して、練習から毎日やるだけです。あとは監督に任せます」

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2008年に横浜FCに加入した択生のJ2デビューは翌2009年の第14節。第13節までゴールを守っていた岩丸史也に替わっての先発で、

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