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【有料記事】Preview◆立て直しにあたり、最初の一手を何に求めるか。戦術か、試合運びか、メンタルか、個の質か……(2017/04/21)

森重真人と林彰洋は日頃から話し合いを重ねている。

豪快な左足シュートを放つ徳永悠平。“仕留める”重要性を認識。

J1に再昇格した2012年からはデンカビッグスワンスタジアムで開催されたリーグ戦5試合すべてにFC東京が完封勝利を収めているだけに、ことしもその記録を継続したいところだが、たやすいことではないだろう。
東京はサガン鳥栖に引き分けたあと2連敗。決してチーム状態がいいとは言えず、比較的“お得意さま”の部類に入るアルビレックス新潟に勝てるという保証はない。

篠田善之監督は「(新潟は)とても手堅いし、前線のふたりは常にゴールをめざすいい選手だと思います。どのチームも、どのゲームもですけれども、今節も先制点を与えないことが重要。得点は獲れたり獲れなかったりするものですけど、そのなかでも90分が終わった時に勝っていることを自分たちは求めているので、ゲームの入りをまちがえずに、最初だけでなく90分間しっかりやりたいと思います」と言う。舐めてかかるよりは警戒したほうがいい。まずは厳しい守備から始めようという意図がうかがえ、いい心構えだと思うが、問題は篠田監督の言う「ゲームの入り」をいいものにできるかだ。

林彰洋は「立ち上がりのプレーの中途半端さを、チームとして引きずっていく感じがある。はっきりやろうというところで入っているのに、落ち着かなくなったり、走ることをやめてしまったり、そういう部分はあったと思う」と、勝利から遠ざかっているチームの短所を指摘する。
開幕戦に於けるモチベーションの高さは誰の眼にもあきらかだったが、その状態を保ちつづけることができない。波が生じてしまう。

メンタルに問題がある場合、

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