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【有料記事/新人戦決勝L第3節第4報】大苦戦の末に3-2で勝利した試合を振り返る佐藤一樹監督の談話「気づきの材料をたくさんいただけたゲーム。きょうの試合をいい薬にしながら、地道にやりたいと思います」(2017/02/08)

新人戦決勝リーグ第3節のスターティングメンバー。

新人戦決勝リーグ第3節のスターティングメンバー。

東京武蔵野シティフットボールクラブU-18に2点を先行され、なんとか2-2に追いつき、最後の最後で逆転して、グループ1位突破を決めたFC東京U-18。新人戦決勝リーグ第3節は非常に厳しい試合になってしまった。
地に足がつかなかったファーストハーフ45分間。選手たちが平常ではない状態に陥った時間帯について佐藤一樹監督に問うと、その答えに、この試合がなんであったかが集約されていた。

「自分たちが主導権を握っていい状態で気持ちがいいとき、なんとなくリズムがいいときにサッカーができるだけじゃだめだと思う。そういう意味では、ワンプレーの怖さを味わったんじゃないかな。と。
経験がある選手でもチームの悪い波に呑まれてしまうというところは、まだまだ改善していってもらわないといけない。もっともっと経験を積んだ選手はちがうんだぞというところを見せてほしかった。途中からなんとか持ち返しましたけれども、えてしてサッカーはこうしたもの。横河さんのきょうにかける思いも伝わってきた。ウチ(東京)はなんとなく、うまくやろうとしている選手が多かった。(加えて)ちょっとベンチからうるさい声が飛んだのでそれに差し込まれてなかなか表現できない。でも、それくらいで自分の表現ができないようでは隣の芝生を踏む(=トップチームでプレーする)資格はないと思うので、そのなかでもさらっと、『なにくそ』という気持ちで自分のいいパフォーマンスを出してもらえたらいいのかなと思います。きょう、チャンスをもらった選手に、チームの状態がいい悪いにかかわらず、躍動感と野心を持ってしっかりと戦ってくれというのが、いちばんの目的だったので。
とは言いつつも、あまりにも内容も悪くなってしまった(苦笑)。誰が出てもある一定以上のレベルを維持しないと、シーズンを戦えない。という意味ではまだまだ難しい現段階のチーム力が図れた試合だったんじゃないかなと思います」

◯珍しく上げた大きな声

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