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【有料記事/沖縄・国頭キャンプ】試合運びの課題が浮上、いいテストとなった大宮との練習試合(2017/01/26)

PKを獲得した大久保嘉人。

PKを獲得した大久保嘉人。

2ゴールの中島翔哉。

2ゴールの中島翔哉。

先制ゴールの梶山陽平。

先制ゴールの梶山陽平。

背番号が4になった吉本一謙。

背番号が4になった吉本一謙。

本日1月26日、FC東京はキャンプ中のかいぎんフィールド国頭(国頭陸上競技場兼サッカー場)に大宮アルディージャを迎え、練習試合をおこなった。1本め2-1、2本め2-0、3本め0-2と、スコア合計は4-3で東京の勝利ということになるが、45分×3本の試合時間が示すとおり、各選手が長い時間プレーしてどのくらいできるかを見ることが目的。からだがいちばん重い状態のこの時期に、同じJ1の大宮相手にゲームをつくり、前からプレッシャーをかけつづけてある程度のパフォーマンスを見せたことが収穫だった。いっぽう、大久保嘉人が「(中島)翔哉はいいものを持っていますけど、全部こう(眼前にまっすぐ)だから」と指摘したように、攻撃でも守備でも判断に課題があり、今後すり合わせていく必要がありそうだ。

スターティングメンバーはvs.海邦銀行戦から若干の入れ替えがあり、右サイドバックが徳永悠平(前回の試合は室屋成)、左サイドハーフが阿部拓馬だった。2本めの開始時に丸山祐市から吉本一謙、河野広貴から中島翔哉という交替があり、ちょうどゲーム全体の半分となる23分にはさらに8人が交替、その後山田将之、平岡翼、波多野豪、廣末陸も投入され、故障などで別メニューになっている以外はすべての選手が出場した。
大宮は大前元紀、ドラガン ムルジャ、塩田仁史らが欠場。ポゼッションの巧みさはあったが第2節で対戦するだろうメンバーそのままではなく、結果的に手の内を出しきらない恰好になった。長谷川アーリアジャスールは2トップの一角として先発しながら機能的にはトップ下で、ゴール付近でボールを受けてはさばく仕事をこなしていた。

1本めの7分、太田宏介の右コーナーキックからこぼれ球をボレーで梶山陽平が蹴り込んで先制。33分には大久保嘉人が自ら獲得したPKを決め、2-0と点差を拡げた。しかし37分にはマテウスにネイツ ペチュニクとのワンツーから1点を返され、大宮に2-1と1点差に迫られた。意図的に前からのプレッシャーを意識し、徹底して自陣に引きブロックをつくる守り方を選択しなかった結果とも言えるが、失点そのものは余計だったと言っていいだろう。

2本めでは大久保嘉人からパスを出すよう強く求められる場面があった中島翔哉が、34分に右サイドの遠目の位置からスーパーなシュートを決めた。中島は42分にも、永井謙佑から上がったボールを前田遼一が頭で折り返したところをさらにヘディングで決めて2ゴール。3本めは11分に瀬川祐輔が東京の左サイドをぶち抜き、23分にも清水慎太郎が決めて大宮が2ゴール。3本合計では4-3で東京が1点を上回った。

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基本コンセプトは昨年のチームに似て、

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