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【無料記事】どうなる、あす22日夢の島のJ3! U-18大量招集で凌ぎきるか?(2016/05/21)

ACL組が上海へと出発する22日にJ3第10節を迎えるFC東京U-23。常々「最初の10試合までが合宿だからな!」と選手を鼓舞、試合のなかでのチームづくりを志してきた安間貴義監督だが、肝心の10節めを迎えて選手が不足している状況だ。ゴールキーパーは圍謙太朗がやってくれるとして、フィールドプレーヤーにかなり不安がある。
センターバックは岡崎慎と蓮川壮大かと思っていたら、蓮川がクラ選関東大会一回戦の対千葉SC U-18戦に61分間出場。岡崎の相方は誰なのか。蓮川が頭から出るのか。

柳貴博がU-19日本代表で不在の右サイドバックは平岡翼が一列下げて埋め、左サイドバックは小川諒也か。中盤インサイドハーフはこのところ充実の佐々木渉(チャビと同じポジションを「おもしろい」と楽しんでいる様子)と幸野志有人のコンビでまちがいないが、問題はアンカー。鈴木喜丈がやはりクラ選で45分間出場しているのだ(なおクラ選組では生地慶充が45分間、内田宅哉が77分間出場している)。
フォワードはさらに読めない。ユ インスは戻ってきたばかりで、リバウンドの様子を見て参加できるかどうかが決まる。林容平も故障で離脱中。ムリキも状態は不透明だが、出場意欲はあるようだ。インスとムリキに加えて2種登録したばかりの鈴木郁也がいきなりの先発となれば興味深いが、生地の可能性もなくはない。

特別指定の大学生は参加が難しそうだ。前節も前節で「エレベーターのドアが開いたらマル(丸山祐市)がいてびっくりした」(安間監督)というスクランブル状態だったが、22日も状況が厳しいことに変わりはない。
この人数不足に安間監督は「状態の悪い選手を含む11人で臨むなら、いっそのこと10人のほうが機能するかもしれない」「波多野豪のフィールド用ユニフォームをつくる案もある」とも言うが、やはりU-18の最大活用で11人を揃えることになるだろう。

トップチームのポジションを奪いに行く集団として、トップのシステム変更に応じて4-3-3を採用したU-23。佐々木、幸野、鈴木(喜丈)の中盤はポジションチェンジで、相手に横のスペースを使わせないよう工夫するトライをしている。前節も前半45分間は大分に付け入る隙を与えなかった。内容は充実しているだけにあすはなんとしてでも結果が欲しい。出場時間をシェアしながら90分間をなんとか充たすだけの人数しか揃わない状況がつづくが、この逆境を乗り越え、勝点を掴みたい。

 

 

 

 

 

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