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【第2報/無料記事】小平恒例、一枚の写真◆「シュートを思いきって撃ってみたら、入っちゃいました!」同点ゴールの松田陸、笑みもこぼれる一撃/練習試合FC東京vs.早稲田大学(2015/10/14)

笑みがこぼれる松田陸

笑みがこぼれる松田陸

 

2本めの31分に失点し、0-1と劣勢に立たされたFC東京。この状況を救ったのが松田陸のスーパーな一撃だった。35分、左サイドのサンダサからのサイドチェンジを受け、ちょっとだけ運んだ松田の、右サイドからの思いきったロングシュート。これがゴールの左隅を突き刺した。

サンダサからのパスを受けた時点では、どう見てもシュートを撃つような距離じゃなかったじゃないですか。意外性も加わってすごく驚きました――こう伝えると、松田陸は次のように答えた。

「相手のプレスが遅くて。キーパーもけっこうニアに寄っていてファーが空いていた。ファーストタッチがいいところに置けたので、クロスを狙おうかなと思ったんですけれども、コースが空いていたのと、負けていたことで、シュートを思いきって撃ってみたら、入っちゃいました」

中を見て空いていることを確認した松田は迷わなかった。迷っていたのだとしても一瞬だった。アウト回転気味のキック。キーパーの手が届かないコースへと驚異的な勢いでボールが飛んでいった。

自分のためだと思って取り組んだ松田。残り四試合、途中出場の機会を得たときに結果を残せるようにと、マッシモ フィッカデンティ監督へアピールした。実際、このゴールがチームに何をもたらすのか。どうにもならないのかもしれない。それでも可能性を信じて撃つことが大切だ。その気持ちがなければ状況は何も変わらない。
チームメートの「ナイス」の声に応えてガッツポーズ。ミックスゾーンでも自然と笑みがこぼれた。
(以上)

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