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無料記事 【レポート】2012 小平グランド 練習レポート(2012/09/19)

狭い範囲でのポゼッション

前節、アウエーで勝ち点1に終わったFC東京。17日(月曜日)は15時30分から練習を開始、対清水エスパルス戦から一日半を空け、十分な休養をとって始動。翌18日(火曜日)は瞬発系のメニューでコンデイションを上げた。

20日(木曜日)は戦術練習、21日(金曜日)はセットプレーと直前調整が予想されるが、五日間のトレーニングに於いて中日となる本日19日(水曜日)は、コーンでコートを狭く区切り、4対4(+4)でボールポゼッションをおこなった。第三の動き、少ないタッチ数など、今季のFC東京がめざすサッカーの要諦を徹底させつつ、プレッシャーがかかり時間も空間もない状況で、すばやい判断で正確に蹴りパスをつなぐ。対清水戦で露呈した課題の克服にもつながる内容だ。

GK権田を越し、ゴールに迫るネマ

そのあとは、フルコートよりやや狭めのサイズでの紅白戦(ゲーム形式の戦術練習)。前節ファーストハーフの大活躍が記憶に新しい石川直宏が好調を維持、右サイドを突破してフィニッシュにつなげるなど、全体的に活気のある、激しく攻守の切り替わるゲーム。いい雰囲気を保ったままトレーニングを終えた。

○石川直宏の談話

──五日間じっくり取り組める今週のトレーニングも三日目になりましたが、状態はいかがですか。

石川 いい感じできています。「なんで練習でこれだけできているのに、試合でできないんだ?」と言われそうなくらい、いい状態なので、試合でしっかりしないといけないですね。

──故障者が戻ってきて練習に参加する人数が増えましたが、この活況に関係がありますか?

石川 そうですね、メンバー争い、チーム内での競争も激しくなっていますし。きょうは紅白戦をおこなったんですけれども、充実していました。点を獲って(自分たちが)勝ちましたけど、内容的には相手(ビブス組)もよくて、誰が試合に出ても遜色ない状況だと思います。みんな同じサッカーを求め、高め合っていますね。

──前節はよいプレーを見せながらも消化不良といった感が拭えませんでしたが、個人としてはいかがでしたか。

石川 ボールが出てくるときもあれば、出てこないときもありますけど、飛び出しつづけることが大事。5本のうちの1本、ゴールに絡むことがあればよいと思います。いいリズムでボールを廻せるように、そこはブレずにやっていきたい。
サイドで1対1を突破する回数は少なくなっているかもしれないですけど、いまはシンプルにはたいてかわすプレーが効いているので。これをつづけていきたいと思います。

 

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