無料記事 2012 J1第25節【清水エスパルスvs.FC東京】選手コメント（2012/09/18）

2012年09月18日 11時12分　
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清水エスパルスがキックオフ直後から激しくプレッシャーをかけてくるのは予想されていた事態。それに対する自分たちのプレーに問題あり、という反省の弁が多く聞こえてきた。

○梶山陽平
「前半の最後のほうに、もう一歩早く散らすようにとヒデ（高橋秀人）には言いましたけど。もうちょっと、後半のように早くサイドバックに展開すれば相手を走らせられたし、相手が横に拡がってもっとタテパスを入れられたと思う。
前半の“入り”が悪いというか、ちょっと持ちすぎたり、判断の部分がよくなかった。そこは修正していかないといけない。
相手のプレスがきたときに、ヨネ（米本拓司）がセンターバックの前に入り、ヒデが真ん中にという連動をもうちょっとスムーズにできれば、もっとよかったんですけど。前半は（相手のプレスを）うまくかわせていなかったと思います。

後半はウチのリズムだったし、チャンスも多かった。前半を1失点で凌げたのは、あの（よくない）内容にしてはラッキーだった。立て直して逆転できる雰囲気はありましたけど、精度のところは高めていかないといけないと思います」

○丸山祐市
「相手どうこうではなく、ボールが来たときに考えて出すことが多くて、相手にかっさらわれたりした。ボールの廻し方にはまだまだ（不出来）だと思う。後半のような積極的なボール廻し、アクションといったプレーを、前半からしっかりやらなくてはいけなかったのかなと思います。
どこと対戦しても、変わらず、ボールをしっかりうしろからつないでのポゼッションをずっとやっているので、そこをただ蹴ってしまうようだと、ウチのチームではない。どこが相手でも、どんなプレスが来ても、それをかいくぐるような。
例を挙げれば、すごく質が高いですけれども、FCバルセロナは前から（強いプレスが）来ても崩せますし。清水エスパルスさんどうこうではなく、自分たちのプレーをしっかりやらないといけない。
（相手サポーターの野次は聞こえた？）それはやる前からわかっていたので。周りのことは関係ないですし、めげてはいないです。前半は個人としても内容がよくなくて、責任感を持ってやっていましたけれども、まだまだ気持ちが足りない。アップの部分からもっと質を上げて、気持ちの面でもっとちゃんと入っていけるようにしたいと思います。
前半に1点を失ってからスイッチを入れるのではなく、前半からしっかりスイッチを入れられるように、やっていかないといけない。
（失点につながった場面は課題？）あそこでしっかり前に蹴っておけばよかった。課題というか、二度と起こさないようにしていきたい」

○田邉草民
「自分のなかでそんなにボールフィーリングは悪くなかった。なのに、前を向いたときにあまりいいプレーができなかった。そのほかは一、二回しか奪われていない。
前を向いて自分がいいかたちで持っているときに、判断が中途半端だったかなと。
（相手のプレスは厳しいと思った？）最初は中盤で獲られる場面もあったけど、いなしたらサイドから（徳永）悠平くんが上がっていったり。厳しかったけど、それなりに廻せたと思うし、ぼくのなかでは、自滅とか、判断の悪さ。完全に前を向いている状況で獲られていたので、相手のプレスというよりは自分の判断がよくなかったと思います」

○徳永悠平
「やっぱり立ち上がりは相手が飛ばしてくるとわかっていたなかで、そのプレスにはまってカウンターを喰らっていたのはよくなかったし……それで自分たちのリズムをつくれず、体力を消耗した試合でした。
プレスをかわせるようなプレーを自分たちがやらなくてはいけないし、そういう練習をいつもやっているので、狭いコートのなかで。それを（公式戦のピッチで）出せればいいんですけど、それができなかったので、こういう展開になったと思う。もっともっと練習のときから、試合を想定してやっていかないといけない。
（前半から自分たちのプレーを出せなかったのは相手のプレスの速さもあって？）自分たちの問題もある。からだが重いという感じは、外から観ていたらあったと思う。ポジションがとれなかった分、一人ひとりのボールを持つ時間が長くなり、奪われるという悪い循環が多かった。
一人ひとりがコンディションなりなんなりを見つめて、もう一回次の試合に向けてうあっていかないといけない。
（相手がワイドに張ってこなかったが？）特にそこは問題ではなかった。自分たちのサッカーができなかったことが、いちばんの問題で。もっとボールを持つ時間を長くしたかったし、正直、前半ですごく消耗した試合だった。後半は相手も落ちたけど、相手が落ちる前に自分たちのサッカーを前半のうちからやりたいという気持ちはあります。
（攻守の切り替えが速いサッカーになったが、もう少し落ち着いて廻す時間をつくれたほうがよかった？）そうですね。攻撃に関してはスルーパス一本とか、そういうシーンが多かったので、特に前半は。もっとサイドから崩したり、サイドチェンジを入れたりしながら、もっとやってもよかったかなと思います」