「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

昨季の課題を活かし、勝利数を増やせるか。J2昇格に必要なのは得点力アップ。【2024シーズンレビュー&2025シーズンプレビュー】(25.2.11)

▼勝点1を勝点3

今季も開幕直前ということで、ざっくりと昨季を振り返りつつ、今季を展望してみたい。

時系列で書いていきたい。なお、田中前体制は割愛する。

小林伸二体制に切り替わったのが5月中旬。ハイプレスを基軸に前掛かりな戦いを遂行しながら20節大分(〇2-0)、21節千葉(〇2-1)に連勝。

だが22節仙台戦(●2-3)では先手を取りながら前半の短時間に3連続失点。前掛かりの姿勢やビルドアップの不用意なミスを突かれた3失点だった。

ハイプレスの強打は一定の戦果を得ていたが、それでも夏場の3週間の中断期間中にハイプレス一辺倒を避けて、併用するためのミドルゾーンにおけるプレスを仕込んだ。中断が明けた25節熊本(〇2-0)ではうまく機能させて20で快勝したが、これで波に乗れるかと思いきや、翌節の26節山口戦(●3-4)では先制しながらミドルプレスが中途半端になり、背後を突かれて失点という形を前半に二度繰り返して敗戦した。

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