「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

勝って来シーズンにクラブをつなげないといけない/チームの幹が大事で、FW、ボランチ、CB、GKの4つのラインがきちっとできているところはチームとして良くなる【伸二さん問答集 File.22】(24.11.8)

小林伸二監督から発せられる言葉は示唆に富んでおり、サッカーにおいて普遍的に大事なことに常に言及されている。【伸二さん問答集】としてまとめてみたい。

 

今回は7日に実施した囲み取材からお伝えします。

  

▼点を取るところに針を向けると…

――改めて横浜FC戦(△0-0)を振り返るとどうでしょう。

「頑張ってましたね。強度は向こうも相当高かったんですけど、負けてないなと。システムの中で機能的にプレーすることもだいぶ落ち着いてきたのかなと思います。プレスに行くときと行かないとき、それらがポジション、ポジションで落ち着いてきたと思います。それと前節はクロス対応をやったんですね。相手はクロスを上げてくることが多かったけれど、危ないシーンもあったけれど、中で準備できているから悪くなかった。あとは攻撃するときにもう少し、こう流れがあるといいなと。もう一個前に入れたり、もう一個先のところに入れられないものかなと。今日はそういうことを練習で意識させたかったんです。手前に入れて、今度は奥に入れて、ということをちょっとやる。サイドの石田だったらワンタッチで叩いてバイタルに入っていくとか、(小堀)空は積極的に裏を取ったり。空は下がることもできるんですけど、石田がこう中間層にいて、ボランチともつながっていたので、そういう意味でだいぶサッカーがサイドを起点にクロスを入れたりできるようになったなと。自分がここに来たときに『縦を入れろ!』といっていたんですけど、ここ最近は縦パスを入れろというのは少なくしてるんですね。でも次はそういうのもやってもいいかなと。(佐藤)祥が入ってきたり、後ろが縦に上手に入れられるようになってきているので、そこも求めていいかなと。まあ、どうやって点を取るかですよね。ちょっと強度を高くして守備ができるようになってくると点が獲れない。点を獲ったと思ったら守備が緩くなる。メンバーを変えるからかもしれないけど、そこをなんか乗り切りたいです。ここ最近は負けているのは清水ぐらいなので、点を取りたいですよね。点を取るところに針を向けると今度は失点も増えるので、そこをクリアしたいなと」

(残り 4302文字/全文: 5195文字)

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