J3降格をスタンド席で見届けた井出真太郎が同期たちと交わした誓い【必ずやり返す】(24.10.30)
▼ルーキーイヤーは紆余曲折の1年
「サッカーをやってきたなかで、初めてこれだけ試合に絡めなくて」
井出真太郎が言った。こんなはずじゃなかった、というニュアンスがある。
大卒ルーキーとして加入した今季は、ルヴァン杯と天皇杯に出場したほか、リーグ戦は序盤の2試合(11節鹿児島戦、12節いわき戦)にそれぞれ89分から出場したのみという状況だ。そうして先日、目の前でJ3降格が決まってしまった。
「チームとして戦っている中で、自分は何の役にも立てずに降格が決まってしまったと思うし、自分の中でもっと練習でこうしていれば、チャンスをもらえそうな週の練習でもっとアピールができていれば、という思いはあります。そういう少しのところでチャンスが回ってくるのか、回ってこないのか、が決まってくるんだなと」
シーズンの序盤は他の大卒ルーキー組の青島太一や朴勇志、川名連介らとともに、ほぼ出場機会を掴めずにいた。チームの戦績が低迷するなかで、どうにかしようともがいたが状況はいっこうに変わらない。
「さあここからだ」と仕切り直すタイミングはあった。小林伸二監督の就任だ。5月中旬に就任した指揮官の下、誰もが改めて同じスタートラインに立った。
(残り 1528文字/全文: 2032文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ