「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

チャレンジャーとして戦えることを幸せに思えばものすごく視線が上がる/絶対に乗り越えてやるというマインドになってくると行動が変わる【伸二さん問答集 File.20】(24.10.26)

小林伸二監督から発せられる言葉は示唆に富んでおり、サッカーにおいて普遍的に大事なことに常に言及されている。【伸二さん問答集】としてまとめてみたい。

 

今回は24日に実施した数社合同の囲み取材からお伝えします。

  

▼チャレンジャーとして戦えることを幸せに思えば

――今日(24日)のチームの雰囲気はどうですか?

「練習は楽しくやれましたよ。打倒清水ということを打ち出して、選手のモチベーションを高めて、アラートなプレーが続くと、一方で当然ミスがあるから悩むときもありますけど、練習なので『どんどん切り替えてやってほしい』と伝えながらすごくいい練習ができたなと思います。今日はちょっと練習時間が長くなりましたけど、みんなが意識を高く保って練習ができれば、攻撃も守備もレベルが上がると思うので、こういう雰囲気で普通にできるようになると全然違うかなと思っています」

――今節の清水戦についてどう見ていますか?

「大事な一戦です。前節群馬戦(△0-0)はお互いに決定的なチャンスがありましたが決め切れず、前々節愛媛戦(△1-1)は追加点が奪えればというところで追いつかれてしまい、選手が一番歯痒い状況にあると思います。なかなかもどかしいなかでも応援してもらっているサポーターがたくさんいますし、選手たちは一戦一戦の大事さをよく分かっていると思います。まったく諦めてもいないし、ただ、現状としてなかなか勝ち切れていない。もう3ゲームも引き分けているなか、1点差のゲームも多いんですね。そうすると、今節は昇格が懸かる上位チームとの対戦になりますが、そういうチームと戦えることをどう思うかですよね。チャレンジャーとして戦えることを幸せに思えば、ものすごく視線が上がると思うんです。怖がらずにチャレンジしてほしいなと思うし、そういう視線になればいいなと思っています」

――勝ち切れない状況を勝ち切れるようにするには?

(残り 2813文字/全文: 3606文字)

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