「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

思いの強さで上回れ。勝つことがすべてだ。【J2第35節 ザスパ群馬戦 プレビュー&コラム】(24.10.19)

前節はホームで愛媛と対峙し、1対1。34試合を消化して7勝10分17敗、勝点31、順位は降格圏の18位。残りは4試合。残留圏の17位大分とは勝点5差。今節は20位のザスパ群馬のアウェイ戦に乗り込む。勝利以外は無意味といっていい一戦だ。会場は正田醬油スタジアム群馬。キックオフは20日(日)14時を予定する。 

 

PICK UP 今必要な姿勢を示し続けるキャプテンを見よ

 

▼ダービーは起爆剤だ

GK川田が4試合前のダービー水戸戦(●2-3)について振り返っていた。

「やっぱり、(4試合前の)31節水戸戦が相当に響いたと思います。あの逆転負けから各々にもっとやらなきゃだめだという感情が出てきたと感じるし、僕自身も相当悔しかった。チーム状況を大きく左右する試合だったと思います」

衝撃の逆転負けのあと、チームの士気が引き上がったのは確認している。練習のプレー強度はもちろん、味方に強い口調で求める声が増えてきた。その流れのまま、水戸戦の直後に迎えた鹿児島との直接対決に競り勝ち、いわきにドロー、愛媛にも攻勢をかけながらドローという流れ。3戦負けなしだが、まだ足りない。もう一つ抜けないといけない。

水戸とのダービーで鞭が入ったチーム状態だが、ここで迎える群馬とのダービーでもうひと越えいきたい。いや、いかねばならない。

ダービーは結果がすべて――。これ以上、勝つこと以外は無意味といっていいダービーがあるだろうか。先行逃げ切りだろうと逆転勝ちだろうと何だろうと構わない。勝つことだけが求められる一戦だ。それが正義だ。

 

相手の群馬は現状4連敗中(A山形戦●1-4A長崎戦●0-2H熊本戦●2-3A千葉戦●0-1)。すでにJ3降格が決まっているが、映像をみるとそんなに悪いゲームはしていない。ただ、隙は見える。

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