「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

この土壇場で成長中。青島太一「ボランチをやることに違和感もほとんどなくなっているんです」【必勝誓う愛媛戦】(24.10.3)  

青島太一のボランチが馴染んできた。隣に佐藤祥が復帰して以降、ますます良くなっている印象がある。前節いわき戦(△0-0)では試合終盤にゴール前に顔を出し、チャンスに絡んだが、本来、青島はシャドーで慣らしてきた攻撃的な選手の一人だ。心強い佐藤祥という大先輩を頼りにしながら、青島が本来持っている特徴がプラスに出ていきそうな気配がある。

 

▼青島流のセカンド奪取術 

――もう今季もラストです。しびれますか?

「しびれますね 毎試合勝たなきゃいけないというプレッシャーがありますが、練習でやったことをピッチで表現することが自分たちのやるべきことだと思っています。結果を求めつつ、試合で出た課題を練習で克服してより良い試合にする、その上で勝っていくことが大切だと思います。なかなか結果が付かない状況ですが、残り5試合は調子がいいチーム、悪いチームなど関係なく、色んなことが起こる5試合だと思っています。次の愛媛戦に勝つことでチームとしてもう一つ一体感が生まれると思うので必ず勝ちたいです」

――前節いわき戦(△0-0)はロングボールを入れてセカンドボールという作業がキーになりましたが、残り5試合もそこはキーになると思うんです。青島選手は佐藤祥選手とともにセカンドボールを奪う回数を稼げていたと思いますが、その辺りの感触はどうですか?

「いわき戦は相手雅特徴的なサッカーをしているので、セカンドの強度のところで相手を上回ることが一つポイントでしたが、祥君もかなり拾っていましたが、前半は自分たちが拾う回数を稼げて自分たちの時間に持っていけたと思います。セカンド奪取がゲームの支配に繋がっていたと思うし、それを90分通してできようにしたいなと」

――青島選手はセカンドボールの取り方の工夫などはあるのですか?

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