「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

終盤戦はこういう戦いになっていくんだな/今できることも考えておかなくちゃいけない/やれることをちゃんとやる【伸二さん問答集 File.17】(24.9.28)

小林伸二監督から発せられる言葉は示唆に富んでおり、サッカーにおいて普遍的に大事なことに常に言及されている。【伸二さん問答集】としてまとめてみたい。

 

今回は26日の囲み取材から。

  

▼終盤戦はこういう戦いになっていくんだな

――前節鹿児島戦(〇2-1)について改めてどうでしょうか。

「もうちょっと回せるかなと思っていたし、そういう布陣にしましたが、ちょっと足りなかったですね。鹿児島は前から来ると思ってましたけど、もう少し自分たちの色でやれるかなと思って布陣を思い切って変えたんです。守備をするのであれば水戸戦の前半のようなカードでもいいのだろうけど、もう一つ主導権を持とうと思ったときに、ボランチも(佐藤)祥も戻ってきてるけど、おそらくいきなり90分間は厳しいだろうと。それでボランチは奥田もやっていたので起用したのですが、前半はボランチの2人が全部剥がされてしまったと。失点シーンもスローイン時のボールへの食いつきが甘かったと思います。あそこがちょっと徹底できなかったですね。あれで後手踏んでしまって、慌てちゃったというか、相手を押し込めば押し込むほどボランチのバランスが悪くなってしまって、前からプレスをかける反面、ボランチが剥がされてしまったと思います。

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