「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

今節も”吠える”大森渚生が見られるか。「競争しながらチームとして繋がりを持って戦えたのが鹿児島戦。僕はここから巻き返せると思っています」【正念場の兄弟対決へ】(24.9.27)

ここ最近は途中出場が続き、前節鹿児島戦(〇2-1)も67分から途中出場。後半の勝負所では相手のチャンスで自陣ボックス内に滑り込むようにボールを掻き出す泥臭いプレーも見せた。そして試合終了の瞬間には、拳を握り込み、思いっきり吠えた。こういう”モリショー”の一連の流れが見られるときはチーム状態のいいときだ。今節もその再現を期待したい。

 

▼「繋がったぞ!」「次だぞ!」

――前節鹿児島戦(〇2-1)の試合終了の瞬間には、拳を突き上げてその場にうずくまるような感じでしたが、どういう瞬間でしたか?

「勝てなければ数字的にかなり厳しくなるなか、ギリギリで首の皮一枚繋がったという感覚でした。嬉しいというより、繋がったな、と」

――他の選手たちもそういう感覚だったと。

「『よくやったぞ!』『繋がったぞ!』という声がすごく出ていたし、すぐに『次だぞ!』という声も出ていたんです。 どうにか次に繋がったと思っています」

――後半の6人の交代選手が流れを持ってきたゲームだったと思います。

「前半はなかなか難しい試合をしていたし、かなりタフな流れで消耗していると感じていましたが、 逆に言えば、スタートで出場した選手がタフに戦って繋いでくれたからこそ、 相手の消耗もあって、後半に出ていった僕らが流れを持って来られたころがあると思います。途中出場のメンバーどうこうではなく、登録メンバーの18人が1試合を通して繋がって戦えたという意味でポジティブだと思っています」

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