前から奪うことがあってのミドルの守備/静かにやるんじゃなくて、勝ち気で繋がっていくようになってほしい【伸二さん問答集 File.15】(24.9.14)
小林伸二監督から発せられる言葉は示唆に富んでおり、サッカーにおいて普遍的に大事なことに常に言及されている。【伸二さん問答集】としてまとめてみたい。
今回は12日の囲み取材から。
▼前から奪うことがあってのミドルの守備
「攻撃について選手たちに色々なバリエーションを見せるんですね。試合前にも見せるんです。でも、色んなことができそうで繋がらないのかなと。ここからいけ、という徹底が大事なのかな、とちょっと反省しているところです」
――やることが分散してしまう。
「そうなんです。こうすればこう繋がり、ボランチから逆サイドの森まで意識が繋がっている、というところまで来ているのだけど、どこでそれを使っていくのか。引き出しは増えたのだけど、あえて『ここだけを提示する』とやった方がいいのかなと思うことはあります。北九州での1年目はそうやったんです。まずはここだ! と徹底したんです。そうしたときに相手が対応してくるので、では次はここだ、とやったんです。それで多くを解決したところがありました。ただ、栃木では当時の北九州よりももっとできると思っていたので、色々なことを提示しているんだけど、逆に迷っているのかもしれない。適材適所ではないかもしれないですね。
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