「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

ボール保持者に必ず誰かが行かなけば機能しない/モチベーションと競争力が上がっている/選手たちがしっかりとタスクを遂行するようになった【伸二さん問答集 File.10】(24.8.9)

小林伸二監督から発せられる言葉は示唆に富んでおり、サッカーにおいて普遍的に大事なことに常に言及されている。【伸二さん問答集】としてまとめてみたい。

 

今回は7日の囲み取材から。

 

▼ボール保持者には必ず誰かが行かなけば機能しない

――前節熊本戦(〇2-0)は「よく割り切って戦ってくれた」と話されていました。ハイプレスがハマらないときにミドルに構える判断はピッチ上の選手たちの判断でできているのでしょうか。

「立ち上がりから相手のゴールキックに対する守備ははまっていたと思うんです。J2のなかでそれでも回し続けるのは山形、そして熊本。普通ならば繋ぐのを辞めるのですが、細かく繋いでくるのが熊本です。そういう相手に対してどうするか。前半は相手の右サイドがローリングしたときにプレスを躊躇したというのがあったと思います。我々の左サイドはメンバーをいじっているし、新しく選手を入れたことで効果的な部分と、うまくいかない部分がありました。ただ、最悪でも後ろは5枚なのでフラットで守ればいいし、それはそれでいいわけですが、選手たちには5枚ではなく4枚の守備で前からハメることを求めている状況です。

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