「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

もしかしてボールを持っているほうが速い? 青島太一「凸凹の山道を駆け上がっていくようなことが大好きで」【ドリブル上達法】(24.8.8)

24節岡山戦(△1-1)でプロ初ゴールを奪い、前節熊本戦(〇2-0)でもインターセプトから相手ゴールに迫る鋭いドリブルを見せた青島太一。もしかするとボールを持っているほうが速いのでは、と思わせるプレーぶりだ。

 

▼ボールを持っているほうが速い?

――今はボランチで出ていますが、前節熊本戦(〇2-0)でも前で奪ってそのまま運ぶプレーの印象が強いです。

「もとともシャドーをやってきたなかで、前への仕掛けやコンビネーションで潜っていくことは自分の良さの一つでした。それがボランチであるとなると前で奪ったときには自分の良さとして攻撃の起点になれると思っているし、積極的に仕掛けることは意識しています」

――インターセプトするタイミングはうまく図れているのですか?

「そうですね。毎週、相手の分析を通して、相手がどういうサッカーをしてきて、どこを狙い所にするか整理できています。それが自分のところでたまたまうまく出ることもあるし、予測の一歩目などは意識しているんです」

――24節岡山戦(△1-1)の青島選手のゴールシーンもそうでしたが、奪ってから運ぶドリブルのスピードが速いです。

「単にスプリントするよりも、ボールを持ちながらスルスルと運ぶドリブルのほうが得意なんです。サイドで11を仕掛けるより、狭いスペースを運びながらスピードを上げていくのが得意な形です。よくドリブルのスピードがあると言われるし、ボールを持っているほうがスピードはあるかもしれないです」

――なぜそれができるのでしょう。

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