「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

相手の「前へ」を跳ね返し、自分たちも力強く「前へ」。バトルの応酬で上回れ。【J2第24節 ファジアーノ岡山戦 プレビュー&コラム】(24.7.13)

前節はアウェイでモンテディオ山形と対峙し、0対1。惨敗を喫して2連敗となった。23試合を消化して5勝5分13敗、勝点20、順位は降格圏の19位。今節は、ホームにファジアーノ岡山を迎える。会場はカンセキスタジアムとちぎ。キックオフは14日(日)19時を予定する。

  

PICK UP 勝つというのはかくも厳しいもの

 

▼しっかりと潰せるか

相手の「前へ」に対し、上回るほどの「前へ」を出せるかという一戦。

岡山とは開幕節にアウェイで対峙して03、完敗だった。相手の「前へ」の勢いに屈し、ほぼ何もできなかった。

あれから栃木は体制が変わり、手に入れたものがある。「前へ」のアグレッシブさと強度だ。それを岡山にもぶつけることで、開幕節との明らかな違いを示すことはできるだろうが、肝心なのは、勝ち切れるか否か。残りは15試合。もう惜しい試合では足りない。勝ち切り、降格圏を脱出しなければいけない。

前節山形戦(●0-1)は相手の巧さもあり、ハイプレスが空転した。小林体制になって8試合目にして初めて自分たちの戦いがほぼできなかった。コンディション面も含めて課題を修正し、今節に向かっていることは、今週の練習レポートや選手・監督コメントのとおり。ホームで4位岡山に真向勝負する準備が着々と進められている。

 

岡山は23節終了時点で1175敗、勝点404位。前節はホームで仙台に20、試合内容を見ても完勝だった。

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