「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

大好きな攻撃だから何でもやってほしい/数学だと思うんですね/4バックがあってもいいのかな【伸二さん問答集 File.7】(24.7.12)

小林伸二監督から発せられる言葉は示唆に富んでおり、サッカーにおいて普遍的に大事なことに常に言及されている。【伸二さん問答集】としてまとめてみたい。

 

今回は10日の囲み取材から。

 

▼守備の意識が高くなると攻撃もテンポが良くなる

――この前の試合後の記者会見で「選手たちがウォームアップのときから重かった」と言われていました。今週は練習時間がやや短い印象ですが、気をつけている点は。

「通常は試合まで4日間の練習6コマのうち1回はフィジカル、あとの5回は練習なんですが、今回は5日の準備なので5回練習するんです。一日に8キロ走ると5コマで40キロ、1コマ多いと48キロになるので、そこに陥らないようにしないといけないなと。それと先週はすごく暑くなったことと、同時に3日目に守備の確認に色々な選手を使ったんです。前からの守備が良くなってきている中、色々な形をやって、できる選手を選ぼうと。そこで意外と確認するのに時間が掛かってしまって、3日目に強度を落とそうとしていたのに15分から20分くらい伸びたんです。そこが気になっていて、かつ暑い、これはどうなんだろうと。それで山形戦のウォームアップを見ていたら重かったんです。ポゼッションを2セットやったんですが、重い。だいたい1セット目のあとの2セット目からテンポが上がるんですけど、重いな、これはやばいなと。長さん(長島ヘッドコーチ)にも『めっちゃ重いね』という話をしていたんです。ポゼッションでも相手に当ててしまうことが多く、その人が当てて流れが切れたと思ってすぐに切り替えるとか、そういうのがすごく大事なので、そういうのをアップのときに見ていたんです。でも重いなと。それでいざ試合が始まると重い。でも山形は一番ビルドアップがうまいからうちに対しても練習しているんだろうなと。

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