「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

小林伸二監督「後半はなぜあれだけできるのか。それを初めから出せるようになればと思っています」【天皇杯2回戦 藤枝MYFC戦後のコメント】(24.6.12)

第104回全日本サッカー選手権大会

2024年6月12日19時キックオフ 藤枝サッカー場

入場者数 867

藤枝MYFC 2-0 栃木SC

(前半2-0、後半0-0)

得点者:5分 シマブク カズヨシ(藤枝)、33分 中川風希(藤枝)

気温 23.4℃
湿度 74%
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 1 川田修平
DF 17 藤谷匠
DF 23 福島隼斗
DF 40 高嶋修也
MF 3 黒﨑隼人
MF 6 大森渚生
MF 41 朴勇志
MF 44 揚石琉生
FW 20 井出真太郎
FW 29 矢野貴章
FW 38 小堀空
控えメンバー
GK 31 中島佳太郎
DF 2 平松航
MF 10 森俊貴
MF 24 神戸康輔
FW 18 川名連介
FW 42 南野遥海
FW 9 イスマイラ

46分 藤谷→平松
46分 黒﨑→川名
58分 福島→森
71分 朴→神戸
80分 矢野→イスマイラ

 

■小林伸二監督

「天皇杯でメンバーを変えましたが、私がやろうとするサッカーを表現してほしいというなかで、公式戦が初めてとなる選手もいたこともあり、どうしてもやろうとすることに固まってしまって表現できないというゲームの入りになったと思います。あそこをクリアしてほしいと思いますけど、いい試合の入りができなかったと思います。少し時間が経てば慣れてくるし、相手が緩くなるという両方があると思いますが、そのなかで後半はなぜあれだけできるのか、ということです。それを初めから出せるようになればと思っています。メンバーを変えてもああいうのができるようになっていって、正しい判断ができるようになってくると、もう少し面白いサッカーができるようになると思います。後半のように相手のボールを限定をしたり、球際で負けなかったりすればあれだけできます。相手は2点リードですから、藤枝さんがああいうサッカーをすれば、一つ上回ることができれば点が取れますし、ひっくり返すこともできます。そこは技量だったりメンタルの綾だったりもあるので、0対0のときから目一杯やってほしいなと思います。不安もあったと思いますが、思い切ってやってほしいという意味では入りが悪かったと思います。球際でも負けていたところが後半は変わり、テンポよくボールも回っていったと。1点を奪えればサッカーが変わったと思いますが、そこまではなかなかいきませんでした。押し込んでいるけれど、そこから先のクロスのスピードボールだったり、ピンポイントで足下に刺すというプレーは技量を上げる必要があると思います」

――前半は固まって表現できない入りだったということですが、表現してほしかったことはなんでしょうか。

「相手が前から奪いに来るわけではないので、後方から持ち出したときに、相手がどこに食いつくのかわかればいいんです。フリーで持っているんですが、予測がないと見えない。そこが前半はもったいなかったなと。一度、背後を取ったシーンがあるのですが、あれをたまたまとするのか、相手が食いついたから執れたとするのか、そういうのがわかれば、そういう背後を取るようなプレーが増えると思うんです。相手は1トップなので後ろは楽に持って運べますから、そこから先のボールを持ったサッカーができればいいのかなと。守備でプレッシャーを掛けて前進するということよりも、ボールを運び出して点を獲っていくということが少しずつできるようになると、そういうシーンが見えてくるのかなと。前半は右サイドの持ち出しのところでブレーキがかかってしまいましたし、左サイドは守備を限定して外に追いやっているのに簡単に中に入り込まれているんです。自分たちがやろうとするプレスの一つが緩ければ、大きな穴が開いてしまう。そこが甘いと思います。一つのプレーがシステムを全部壊してしまうことがわかっていかないと、コレクティブなサッカーが壊れてしまう。前半はもったいなかったなと思います。ただ、後半はきちっとやってくれたし、そういうのがゲームに出ることによって肌感覚としてわかってくるんです。ボランチも初めて若い選手たちで組ませましたが、だんだん慣れてくると少しずつやれるようになりますし、そこは認めてあげつつ、次のときはもう少しできるようになればいいなと思います。ボランチはフリーだったし、相手のプレスがあったわけではないので、状況をもう少し見てほしかったなというのが正直なところです」

――後半に入ると川名選手を投入しました。右サイドから左サイドに持っていき、彼自身、突破を見せていましたが狙いと評価を教えてください。

「そうですね。オンのところはできると思います。オンでドリブルをして、最後のペナルティの中に入ったときにクロスを合わせることができればいいし、GKを見て、スローダウンする勇気があればもう少し精度が上がると思います。オンではないときにオープンでもらうのか、もらい方を工夫することで決定的なシーンまで行けると思います。オフザボールでどこのスペースを狙うのか、そこができると随分違ってくると思います。左と右でああいうふうに変えながらやって、すごくいい効果が出ました。前回の群馬戦も出場しましたが、群馬戦は縦に突破せずに面をなめるようにしていたんですね。そうじゃなくて、今日は全部突破してくれました。そういう映像を見せたりしながら縦に突破するんだと。一番怖いことがまずやるんだということで、今日は一つ表現してくれたと思います。あとはクロスがGKの手元に入ってしまったシーンがありますけど、あれは見ていないんじゃないかなと。もう少しスローダウンするとGKも見えるし、そうするとGKは止まりますし、中の選手の入り方も出てくると思います。だいぶ仕掛けてくれたと思います」

 

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