「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

相手ボールなんだけど攻撃なんだよ/ミスは起こるが切り替えれば大丈夫/伝えたいならば気づいたときに言ってあげる【伸二さん問答集 File.2】(24.5.31)

小林伸二監督から発せられる言葉は示唆に富んでおり、サッカーにおいて普遍的に大事なことに常に言及されている。【伸二さん問答集】としてまとめてみたい。

 

今回は30日の囲み取材から。

 

▼相手ボールなんだけど攻撃なんだよ

――前節愛媛戦(△0-0)を受けて今週の練習に入っているわけですが、改めて愛媛戦はどうだったしょうか。

「愛媛戦についてはハイプレスがうまくいって奪えているシーンがたくさんあったと思うし、今までのサッカーとは異なるものを見せることができたと思います。チャンスもたくさん作れたし、そこまでは来ています。では相手が変わったときにどうするか、というのが一つあります。あとの細かいところは映像にしながら伝えています。私が指導して3週目に入っていますが、選手たちは一生懸命に動いてくれています。その動いているというベースがあるわけですが、一つ考えたいのは、J2というのは幅があるということです。限りなくJ1に近いという感覚があっても、J1に上がったときに歯が立たないんです。12年辛抱しないといけない。ということを考えれば、このJ2において、上手ではないものを上手に見せる、というのはまずいことだと思うんです。

(残り 3640文字/全文: 4146文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ