「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

「強気」によってWBをWG化した日。変貌を感じさせるスコアレスドロー。【J2第17節 愛媛FC戦 レビュー】(24.5.26)

2024明治安田生命J2リーグ第17節

2024年5月25日13時55分キックオフ ニンジニアスタジアム

入場者数 3,253

愛媛FC 0-0 栃木SC

(前半0-0、後半0-0)

得点者:

気温 26.7℃
湿度 24%
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 27 丹野 研太
DF 33 ラファエル
DF 2 平松 航
DF 17 藤谷 匠
MF 10 森 俊貴
MF 24 神戸 康輔
MF 15 奥田 晃也
MF 6 大森 渚生
FW 42 南野 遥海
FW 38 小堀 空
FW 29 矢野 貴章
控えメンバー
GK 1 川田 修平
DF 23 福島 隼斗
MF 41 朴 勇志
MF 7 石田 凌太郎
FW 19 大島 康樹
FW 32 宮崎 鴻
FW 9 イスマイラ

66分 小堀→大島
66分 矢野→宮崎
79分 大森→石田
89分 森→福島
89分 南野→イスマイラ

 

WBがほとんどWG

この数年の栃木は3バックを採用してきたが、その実、5バックだったわけだが、小林栃木の3バックは、指揮2試合目にして、「強気」によって文字通りの3バックを維持している。

両ワイドが高い位置を取るから前からプレッシャーがハメられ、今節もまず14分にショートカウンターから南野がミドル砲を放つに至った。

先週の『伸二さん問答集』にもあったように、攻め込んだときにボールロストした瞬間にはまずボールを奪いにいき、プレスを剥がされたならば猛烈に自陣に身体を返すというのが基本的な姿勢だった。

森が「そこは練習からめちゃくちゃ求められている」と語るように誰一人としてサボっていなかった。90分間、誰が出てもこの点はマスト。外してしまう選手がいるならば試合に出ることは難しくなるのだろう。

 

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