「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

最後ではなく最初からやる/ボール保持者がどういう状態か/もう一つ高いところを目指してやれるのか【伸二さん問答集 File.1】(24.5.23)

いつも週中の囲み取材のコメントは試合直前コメントとして掲載しているが、小林伸二監督が就任して以降、就任記者会見をはじめ、発せられる言葉が示唆に富むものばかりで、普遍的に大事なことに言及されている。かつ、チームが軌道修正する大事な時期でもあるので、あとは言葉数も非常に多いので、というか直前コメントという感じでもないので、一つのコーナーにしてまとめてみた。ということで、しばらく【伸二さん問答集】やります。囲み取材の問答です。

 

今回は22日の囲み取材から。各メディアの質問を羅列している。

 

▼最後ではなく最初からやる

――15日から指揮を任されていますが、今、早急に変えないといけない部分はどこでしょう?

「失点が多いので、準備はしたのですが、前節仙台戦(●1-2)はリスタートでやられたことは残念です。相手が狙って来ると思うので、一度クリアにしないといけないと思っています。当然、守備の修正から入るんですけど、でもサッカーは攻撃もありますから、攻撃をやりつつ、いかに守備への切り替えを大事にできるか。その切り替えの守備がダメだったらその後の守備をきちっとする。そこを作り上げたいなと思います」

――守備の修正をするためにどんな練習をするのでしょうか?

「今日(22日)の午前中の練習はフィジカルで動くものがメインでした。先週はペナルティエリア内の11の対応をやりました。どうやったら11+GKを使って守るか。この前の仙台戦ではカウンターから厳しいシーンがありましたが、きちっと帰ることとGKを使って相手に圧をかけることでシュートを浮かせたシーンがあったんですね。あのときに足が止まっていれば入っていたでしょう。ちょっとしたことですが、繋がって守備をするということ。それと、サイドにボールが出たときにはクロスになりますから、クロスの準備をする。先週はクロスの準備をしました」

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