「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

新監督に小林伸二氏が就任。指導キャリアで群を抜く”昇格請負人”。【ニュース】(24.5.15)

15日、栃木SCは新監督に小林伸二氏が就任したと発表した。17日に監督就任記者会見が開催される予定。小林監督はクラブオフィシャルで以下のようにコメントしている。

「現在、チームは厳しい状況にありますが、この環境のなかで挑戦をさせてもらえることを嬉しく思いますし、オファーをいただいたことに感謝しております。皆さんのご支援、ご声援がなによりも力になります。逞しく、一体感のあるチームを再び作り上げていきたいと思っておりますので、全員で力を合わせて共に戦い、前進しましょう!」

 

●小林伸二監督が登場するおススメ本

サッカー監督の決断と采配-傷だらけの名将たち(エクスナレッジ刊、ひぐらしひなつ著)

蹴球ヒストリア 「サッカーに魅入られた同志たち」の幸せな来歴 (footballista刊、土屋雅史著)

今やサッカー界を代表する書き手、ひぐらしひなつ、土屋雅史がそれぞれ渾身を込めた2冊。2冊とも編集として携わらせてもらいましたが、小林伸二監督について相当な分量を割き、中身は相当に厚くて熱いです。人物像を知るにはベストな2冊。買って損はございません。

 

▼うまい選手が走れ、戦えるように

いわずと知れた”昇格請負人”だ。

現場での指揮は91年のマツダSC(サンフレッチェ広島の前身)から、その後途切れることなく大分、C大阪、山形、徳島、清水など様々なチームを指揮し、2019年から北九州で監督やスポーツダイレクターを務めていた。率いたチームをJ1J2に昇格させた経験は合計5回。これはJリーグで指揮を執る監督たちの中で最多。その他の詳細はウィキペディア等に譲りたい。

栃木SCにやってきた指揮官としては松田浩氏(2009年~2013年途中まで指揮、現G大阪フットボール本部長)以来となる、実績豊富、百戦錬磨の智将だ。松田氏とは同い年、同じく長崎県出身、マツダSC出身。

現状の栃木が、現状のフリーの指導者から選べるベストだろう。チームが成績不振に陥るなか、早急に動き、フリーだった小林氏に白羽の矢を立てたと見られる。

なお、新たなヘッドコーチを確保するかは不明。本橋卓巳コーチは2008年に当時山形の監督だった小林監督の下でプレー。大神友明GKコーチは2023年に北九州のGKコーチに招聘され、当時スポーツダイレクターだった小林氏と一緒に仕事をしている。選手は丹野研太がC大阪、福森健太が北九州に在籍していたときに小林監督の指導を受けている。

 

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