「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

際のエラーで複数失点。ただダブルボランチ化で内容は向上。次が大事。【J2第13節 清水エスパルス戦 レビュー】(24.5.4)  

2024明治安田生命J2リーグ第13節

2024年5月3日14時キックオフ IAIスタジアム日本平

入場者数 17,400

清水エスパルス 4-1 栃木SC

(前半2-1、後半2-0)

得点者:5分 矢島慎也(清水)、8分 ルーカス・ブラガ(清水)、24分 南野遥海(栃木)、79分 山原怜音(清水)、87分 松崎快(清水)

気温 21.9℃
湿度 46%
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 27 丹野 研太
DF 5 大谷 尚輝
DF 33 ラファエル
DF 17 藤谷 匠
MF 24 神戸 康輔
MF 7 石田 凌太郎
MF 19 大島 康樹
MF 42 南野 遥海
MF 6 大森 渚生
FW 15 奥田 晃也
FW 32 宮崎 鴻
控えメンバー
GK 1 川田 修平
DF 2 平松 航
MF 10 森 俊貴
MF 22 青島 太一
FW 29 矢野 貴章
FW 38 小堀 空
FW 9 イスマイラ

59分 宮崎→イスマイラ
59分 大島→矢野
70分 大森→森
70分 南野→青島
80分 神戸→小堀

 

2失点後に一方的に攻勢をかける

いい立ちあがりだ――と思いきや、だった。

5分と8分に連続失点。最初の失点はセルフジャッジで足を止めた隙から。2失点目は中へのカットインに対応できなかった。

いずれのシュートも絶妙なコースではあったが。

一瞬、フクアリの0-8が頭をよぎった。どれだけ失点してしまうのか

 

だが、持ち直した。というか、かなり持ち直したゲームだ。

2-0にするところまでは問題なかったですが、そこから少し悪いクセが出ました。前へ出ずに、背後を取らず、後ろでボールを持つことも増え、結果的に相手の勢いを助長してしまった」(清水・秋葉忠宏監督)

こういう前提はある。

 

だがそれでも、栃木がアンカーからダブルボランチへシステムを変更した成果がかなり出たといえる試合だった。

同じ3-5-2ではあるが、中盤はこれまでの逆三角形から正三角形へ。ダブルボランチは神戸と奥田、トップ下に南野が入ったが、それぞれが新たなポジションで特徴を発揮できていた。

 

まず、中盤でかなりの数のセカンドボールを奪えていた。というか、前半は一方的に奪えていた。

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