「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

強固に繋がり、激しく戦え。ダービーは結果がすべてだ。【J2第10節 水戸ホーリーホック戦 プレビュー&コラム】(24.4.12)

前節はホームでレノファ山口に0対0。9試合を消化して3勝2分4敗、15位。今節はアウェイで18位水戸ホーリーホックと対峙する。今季初のダービーマッチ。会場はケーズデンキスタジアム。キックオフは13日(土)14時を予定する。

    

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▼今季最初のダービーマッチ

アウェイに乗り込む北関東ダービー、水戸ホーリーホック戦だ。

今できることをすべてやる。全員が強固に繋がる。その中で激しく戦う。前への意識を高め、攻撃回数を増やす。足を止めない。先制点を奪う。そして勝ち切る。

 

栃木は前節山口にスコアレスドロー。千葉戦の大敗からしっかり切り替え、無失点で切り抜けた。半歩前進だ。

チームの重心が低くなる時間も長くなったが、大敗した直後の試合で、慎重な戦いぶりだった。ある程度はやむなしか。

ただ、もっと前で奪いどころを作り、チームの重心を引き上げ、攻撃回数を増やさないと勝ちに持っていくのは難しい。

「もっとコンパクトに、一人ひとりの距離感を改善し、奪ったあとにボールを大事にしながら、ボールに関わる意識や人数をもっと増やさないといけない。ボールを失ってしまうのはボール保持者だけの責任ではなく、周りの受け手、ボールを受けない選手のサポートの質でも変わる。そこを向上させないと、今後、勝つのが難しくなっていくと思う」(神戸康輔)

チームも、個人も、より成長しなければここから上へは抜け出せない。危機感マックスでダービー水戸戦に挑みたい。

 

18位に沈む水戸は開幕節でいわきに10で勝利したあと4連敗、その後4試合連続ドローで現在8試合勝利なしだ。

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