「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

勝ち切るべきゲームの最後に待っていた残念過ぎる失点。【J2第30節 徳島ヴォルティス戦 レビュー】(23.8.15)

2023明治安田生命J2リーグ第30節

2023年8月13日19時キックオフ カンセキスタジアムとちぎ

入場者数 5,865

栃木SC 2-2 徳島ヴォルティス

(前半1-1、後半1-1)

得点者:10分 森海渡(徳島)、18分 根本凌(栃木)、89分 大島康樹(栃木)、90+1分 渡大生(徳島)

天候 晴れ
気温 29.1℃
湿度 80%
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 41 藤田 和輝
DF 3 黒﨑 隼人
DF 23 福島 隼斗
DF 16 平松 航
DF 6 大森 渚生
MF 36 山田 雄士
MF 7 西谷 優希
MF 4 佐藤 祥
MF 30 福森 健太
FW 37 根本 凌
FW 99 イスマイラ
控えメンバー
GK 1 川田 修平
DF 21 吉田 朋恭
MF 31 石田 凌太郎
MF 45 安田 虎士朗
FW 19 大島 康樹
FW 38 小堀 空
FW 39 レアンドロ ペレイラ

72分 黒﨑→石田
72分 福森→吉田
77分 山田→安田
83分 根本→大島
83分 イスマイラ→小堀

 

 

▼失点後の守備の修正が奏功した前半

勝つべきゲーム内容だっただけに、75分の退場とラストの失点が痛過ぎる。退場するまではワンサイドのゲームにできていたし、退場してからも粘り強くゲームを進めて押し返し、その時間帯に大島のゴールで逆転できただけに――

 

前節群馬戦(●0-1)で後半早々に失点してからピッチ内が”混乱”し、間延びしてしまったという反省があるならば、その反省を活かせたゲームではあった。

序盤、徳島のビルドアップに対してプレスがハマらずに後手を踏んだ。

ポイントになっていたのは右サイドバックのエウシーニョの位置取りだ。ビルドアップ時に彼が内側に入ることで徳島は3ボランチ化。

「栃木の前線3枚に対してボランチ2人とエウシーニョが背後を取り、うまく前進できていた」(ベニャート・ラパイン監督)

7分、栃木は内側に入るエウシーニョをフリーで浮かせてしまい、前進を許した。そうした流れのままボールを動かされて迎えた10分、ボランチの西谷が相手サイドバックに食いついた、その背後のスペースを内側に入った西谷和希に使われ、前を向かれてスルーパスを出された。ここで柿谷に食いついたCB平松が“スルー”に不意を突かれ、背後でフリーにした森海渡に流し込まれた。

 

失点後、ピッチ中央に集まってマークの確認を共有する栃木の選手たち。ポイントになっていたのは相手サイドバックを誰が見るのか。

試合が再開すると前線プレッシングの枚数を変えて、”応急処置”する様子が見て取れた。前線3枚のプレッシングに加わっていた山田がボランチの位置まで下がり、栃木も3ボランチ化。とりあえずスペースを埋めて対応して徳島の前進をひとまず拒んだ。

 

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